おはようございます。
今日はプライムビデオ。
「DOGMAN ドッグマン」
「レオン」のリュック・ベッソンが、ある家族が少年を犬小屋に監禁したという実際の事件に着想を得て監督・脚本を手がけたバイオレンスアクション。
とは言ったものの、アクションシーンは少なく、主人公の半生を描いたドラマ的要素が強い。
「レオン」の時は良かったが、最近は製作に回ることも多く、監督をやってもイマイチな作品が多くて、正直そんなに期待してなかったが、これは良かった。
その着想からこれだけの話を作り上げるのだから、さすがリュック・ベッソン。
彼の才能を感じずにはいられない。
久々の快作。
ただでさえ壮絶な過去なのに、さらにはトランスジェンダーで車椅子。就職の難しさが今仕事先を探してる自分には身につまされる。
どう考えてもハードモードなのに、変に欲望を持たず生きることに頑張っている。
唯一の家族は犬、というまさにドッグマンなお話。
切ない話で、単なるダークヒーローものとは一味も二味も違う。
キャッチコピーの「規格外のダークヒーロー爆誕」は無視して観るべき。
出てくるワンコちゃんたちも賢くて(悪いことはするが)素晴らしい。
2024年、114分。
Filmarks評価、☆3.8。
71/144。