おはようございます。
昔の名作映画を観ようと思って何本か観て、自分が良かったと思えた映画がこちらです。
昔の映画なんで予告はありませんし、白黒。
子供の頃からツイてなかった主人公に人生最大のピンチが訪れ、ついには自◯を図ってしまう。そこに老天使が現れ…というもの。
みなさんこういう感覚はないだろうか。昔行列を成したラーメン店が、いざ並んで食べてみると、美味しいけど並ぶほどでもなかったようなことが。いまやラーメン店のレベルは上がっており、どこに入ってもそこそこ美味しいものは食べられる。昔は店が少なかったからな、と自分を納得させるようなことが。
昔の映画ってどこかそういうところがある。この映画もちょっとあるかもしれない、前半は。主人公の半生を振り返るもので、しょうがないのだが、正直ちょっと飽きてしまった…そんな自分に後半怒涛の伏線回収が押し寄せる。老天使は何かファンタジー的な力で解決するのではない。ネタバレになってしまうが、自分がいない世界というのがそもそもファンタジーではあるのだが。今までやってきたことに無駄なことはなかったんだなと思わせてくれる作品。終わってみたら観てよかったと素直に思えるいい映画でした。2時間以上あるので時間がある時に観てほしい。
人生について悩んでいる時にポジティブにさせてくれる素敵な映画。

tock的オススメ度
☆☆☆☆★