というわけで、頭痛が痛いのである。

唐突な文章の始まりに説明責任を求める方もおられるかもしれないが、それを説明しようとするだけで脳が地割れを起こすのでご勘弁願いたい。

合わせて「頭痛が痛い」という文章に赤線でバツを書こうとするのもご遠慮願いたい。

これすなわち通常の「頭痛」に更なる痛みが上乗せされている状態なわけで、二郎的に例えるなれば「野菜マシ」の一つ上、「野菜マシマシ」状態なわけである。

であるからして、冒頭の文章には何ら間違いがないわけである。

ただひとつ間違いがあるとすれば、平日だというのにこんな状態になるほど飲み過ぎたことだろうか。


というわけで、頭痛に起こされたこんな昼下がりはラーメン屋の新規開拓をするに限る。

てことで新宿を徘徊。

途中すれ違った若者が「だったら俺美味いラーメン屋が食べたいわ」などと呟いている。

若者の文章力の低下に憂いを感じながら、たどり着いたのがこちら。

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「五ノ神製作所」

看板を見たら一目でわかるように、海老ベースのつけ麺である。
記憶が確かならば、結構前の「SPA」で劇団ポツドール主宰の三浦大輔氏がオススメしていて気になっていたお店。

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明治通りの裏手、高校の向かいという穴場的立地条件。
全然気づきませんでした。

グラウンドから聞こえる女子高生の黄色い声も、今は忌ま忌ましい頭痛の種なのではあるが。

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並び始めて麺にありつく所用時間は約30分。

昼ピークを過ぎてこの待ち時間。
つけ麺だからいたしかたないのかもしれません。

頼んだのがこちら。

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海老つけ麺 750円。

他にも「海老味噌」やら「海老トマト」などがあったんですが、初回ということで今回はオーソドックスに。

こちらのつけ麺、普通盛りでも結構量があるようで。

男子たるもの、んなことにひるんでられるかってんで、女性店員さんの問いにビシッと言ってやりましたよ。

「こ、小盛りで…」

ってねぇ。

したらばトッピングが無料でサービス出来るらしく。

麺少なめだと味玉サービスなんてのは最近よくある話ですが、こちらは選択肢が豊富。

「味玉」「メンマ」「のり」「ネギ」「チャーシュー」の5つから選べます。

その日の気分に合わせて無料トッピングを選べるのは嬉しいかも。

さてこちらのお店、入口も隣の窓も全開開けっ放し。

甲殻類の匂いは、こもり過ぎると頭クラクラしてきますから、この気遣いは頭痛者には嬉しい限りです。

さて実食。

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想像してたほど海老海老らしさはなく、香りはきっちりしつつも程よい感じ。

茹でキャベツ&モヤシと一緒に食すと、更にバランスが取れて食べやすくなります。

つけ汁にインシテイル「チャーシュー」「三角メンマ」もいい感じです。

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待った甲斐は十分あったかな。

割りスープは「あっさり」と「濃厚」のどちらかから選べます。

最後まで飽きさせないやりおるわいなシステム。

こりゃあ何回か通う必要がありますな。

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御馳走様でした。

【tock独断的評価】
★★★★

海老系で100%満足出来たのってたぶんここが初めてかも。

海老が苦手な人ももしかしたら…(保証はしませんが)

美味さで頭痛も吹っ飛…ばなかったけどもね。

痛みに耐えながら再来店を誓った、黄金週間とは縁のない昼下がり。

合掌(-大-)…