モンスター(26枚)
魔轟神レイヴン
魔界発現世行きデスガイド×2枚
増殖するG×2枚
終末の騎士×2枚
暗黒界の龍神 グラファ×3枚
暗黒界の尖兵 ベージ
暗黒界の術師 スノウ×3枚
暗黒界の狩人 ブラウ×3枚
トランス・デーモン
トラゴエディア×2枚
ダーク・アームド・ドラゴン
クリッター
カオス・ソルジャー -開闢の使者-
エフェクト・ヴェーラー×2枚
BF-精鋭のゼピュロス

魔法(8枚)
大嵐
手札抹殺
死者蘇生
闇の誘惑
暗黒界の門×3枚
おろかな埋葬

罠(7枚)
暗黒の瘴気
魔のデッキ破壊ウイルス
激流葬×2枚
リビングデッドの呼び声×3枚


僕が今使っている暗黒界の構築です。
第六回YOT杯のベスト8のレシピを参考にして色々と纏めていったら結果的にこうなりました。

現在の暗黒界で問題視されているのは初動の安定です。
暗黒界というデッキはそもそも、「捨てるカード」+「捨てられるカード」が揃って初めて意味をなします。
そして、そのアクションの中でデッキの核となるグラファを墓地へ送りビートダウンをしていきます。

どちらか一方でも欠ければこれらは機能しなくなり、何も出来ずに負けるという事も発生してしまうのです。
では、それらをどうやって解決していくか、各カードについて言及しながら解説していきたいと思います。


1、クリッター

魔界発現世行きデスガイドの登場により構築の大きく変わった暗黒界ですが、何がそれを変えたかと言えば、クリッターへのアクセスのし易さであると思っています。
前記したとおり、構造自体はセットでなければ動けない非常に脆いものです。それをカバーするために墓穴の道連れやマインドクラッシュ等を織り交ぜたコントロール色の強い構築になって居たのですが、ガイドの登場により初動の墓地肥やしが容易になった事からこれらの要素を廃止し、ビートダウンへ特化が主流となっています。

しかし、初手に準制限カードのガイドを持っている可能性は決して高いものではありません。
故に、コントロール要素を廃した現在の構築では安定性が大きな問題になっているのです。

ここで鍵となるのがクリッターの存在です。
これをリビングデッドで複数回使い回す事が大きなポイントとなります。

僕の示した暗黒界においてクリッターへとアクセスする手段は

・デスガイド
・終末+リビングデッド

他、単純にクリッター引くという方法があります。

終末+リビングデッドは一見するとアドバンテージの損失のように見えますが、実際にはアドバンテージは何ら失っていません。
さらに、墓地にクリッターを置くと言うアクションは暗黒界の門の起点ともなり得ます。
クリッターをいち早く墓地へ置き、リビングデッドで複数回利用する、これが一番目の鍵です。


2、暗黒界の龍神 グラファ

このデッキを使う最大の利点で、現環境最強のポテンシャルを秘めたモンスターです。
これを素早く墓地へと送り込みます。

墓地へ送り込む手段は
・終末、おろまいで直接墓地へ
・スノウのサーチなどを経由し、手札から墓地へ送る

後者の場合はバックの処理も兼ねるのでリスクを軽減出来ますが、前者の場合は奈落幽閉など、このカードに対する致命的な札をケア出来ません。
もちろん、魔デッキでそれらを回避可能な状況なら積極的にこれを場へ送り出すことも可能です。

前者の場合でバックがケア出来ない場面で少しでも奈落等が臭う場合はグラファを場に出すことは止めた方が良いです。
再びこれを墓地へ送り込む為に札を消費し、盤面が既にグラファ一枚で解決できない場になってしまうためです。
それ以外の札で徹底的にバックをケアするプレイング(これは状況に準ずるので何とも言えませんが)が要求されます。

2700打点で出せば1アドのチートモンスターであると同時に弱点も無論存在するので、それらも意識しなければなりません。

3、魔轟神レイヴン

暗黒界というデッキにおいて非常に重要な役割を持ちます。
何故ならば、このカードと手札抹殺以外には複数のモンスターを同時に墓地へ捨てられるカードが存在しないからです。
基本的に
・レイヴン+ベージ
・レイヴン+ゼピュロス
と言う形で運用していきます。
シンクロ先はダストでしょう。
暗黒界のダストはチートじみた強さを発揮します。

複数のカードを捨てられる+シンクロに使うことで即座に墓地へ送り込める。
これがレイヴンの最大の利点です。
詳しくは門で解説します。


4、暗黒界の門

暗黒界におけるエンジンです。
これをいかに序盤から維持しながら複数回利用するかが鍵となります。

まず、このカードの発動には墓地肥やしが必須です。
しかしグラファを門で捨てて、グラファを蘇生した為に墓地の悪魔が消えて門の利用が出来なくなるという自体が発生することが良く有ります。
今の環境において、これを数ターン維持するというのは困難で、可能な限り使える内に利用していきたいです。

そこで鍵となるのが
・終末
・デスガイド
・レイヴン
です。

手札抹殺を除き、能動的に墓地を肥やすことのできるカードはこれらだけです。
終末では、もう要らないであろうモンスターを落としてデッキ圧縮をすると同時に門の餌を作ることが出来ます。
同様にデスガイドやレイヴンもエクシーズやシンクロで墓地を能動的に肥やしにいくことが出来ます。
いかに毎ターン門を使っていけるか、という事も大きな鍵となっています。


5、BF精鋭のゼピュロス

ガイドの複数回利用、ヴェーラーのケア、門リビデの回収、4エクシーズによる場の解決…etc.
このカードの使いどころが勝敗を分かつと言っても過言では無いほどに強力な一枚です。
初ターンおろまいガイドなどの非常に強力なスタート(ガイドからクリッターをリクルートし、おろまいでゼピュロスを落とす。ガイドをバックしてゼピュロスをSS)のパターンや、レイヴンとの組み合わせなど使いどころは非常に多くどこで使うかを見極めていくことが重要です。


6、暗黒の瘴気

そっとピン差し。
能動的に手札を捨てるカードが少なかった為採用しました。
グラファと組み合わせてフリーチェーンの除去になります。
毎ターングラファを手札に加えれば永遠と相手をハメ続けられます。



重要パーツはこんな所でしょうか。
後は、事故で手札がだぶつく事があるのでトラゴでこれを凌いだり、状況に応じた適切なアクションが必要とされる場面が多々あります。
考える事が非常に多く、難しいデッキに分類されるでしょう。


多くの方の暗黒界というデッキに対する考え方や、プレイの理論を聞きたいです。
ご意見等コメントやTwitterで頂けたら嬉しいです。

@clown66_liar