地上満歌 | ビョンホニーはいかが?+シン・スンフンも!

地上満歌

KBS京都で『地上満歌』がありました。

このKBSの「映画を見よう」という放送枠、先日やっていたイ・ジョンジェの『オーバー・ザ・レインボー』が吹替えだったので、今回もそうなのかと思ってたらちゃんと字幕放送だったので嬉しかったです。


この作品、やっぱり何度見てもわかりにくい部分があります。

残念ながらヒットしなかったっていうのはなんとなくわかる(笑)。

でも私はこの底抜けに明るく前向きな男、チョンマンが好きですね。


メグ・ライアンが理想の女性でいつか共演できると信じていて、ハリウッドスターを夢見てアメリカの映画会社に脚本を送り続ける青年チョンマン。

彼はとにかく前向きで自分の夢に信念を持ってるんです。

ある意味バカじゃないのって思うくらいの(笑)。

でもなんだか暗いこの映画にこの人の明るさだけが救いだった気がします。


シン・ヒョンジュンssiの演じるイ・グァンスは音楽家なんだけど、なんか家族との悲しい過去のせいでお酒に溺れそして警察から無実なのに罪を着せられ殺人犯として追われる身。

そのグァンスに偶然出会い、勝手に彼の音楽に惚れてしまったチョンマンは彼を助ける。

なんかとにかくマイペースって言うかグァンスの意思なんてお構いナシに勝手に彼をかくまって自分の映画の音楽を彼が作るって決めてるチョンマンが可笑しかった。


なんだか突然チョンマンが死んじゃったり後半いまいちな感じはあったけど、あれはあれでいいのかしら?

なんか尻切れトンボのような感じもしました。


でも映画好きの私には、酒に溺れる謎めいた男・グァンスを「リービングラスベガス」のニコラス・ケイジに喩えたりするとこもすごく好きでした。エリザベスーシューに自分をしちゃうチョンマンがまたお茶目でしたね。

でもこの映画の一番の見所はビョンホニムのクレヨンしんちゃんもタジタジのお尻だしでしたね~。


それにしてもJSAで大スターの地位を築くまでに出演した作品、「誰が俺を狂わせるか」「彼らだけの世界」「我が心のオルガン」どれもすべて共通点のあまりない全く異なるキャラです。

どの役にも見事なりきれるイ・ビョンホンの魅力はやはり若い頃から見ることが出来ます。

特にこの「地上満歌」の役はのびのび楽しんで演じているかのように思えて好きです。同じ年にドラマ「美しい彼女」で見せたあのジュンホとのあまりの違いにも拍手を送りたいです。


ジェネオン エンタテインメント
地上満歌 -インターナショナル・バージョン-