50歳過ぎて、初めて調剤薬局に就職したことは
お話ししました。
 
正確なピッキングも大変ですが
 
レジ打ち
間違いなくお金を受け取って
間違いなくおつりを渡す
これも慣れるまでは結構神経をつかいますね。
 
とくに話の長くなる患者さんが
おつりを数えているときに話しかけてくると
小銭を間違えたりしがちです。
 
業務終了時に
レジ集計が合わないと
とことん原因追及する薬局では
何時に退社できるかわかりません。
 
レジが合わないときには
真っ先に新人の私が疑われました。
たぶん私のミスも多かったとは思いますが。
 
一番こたえたのは
同じミスをしても
ベテラン薬剤師は許されるのに
新人はとんでもないほど非難されたことが多かったことです。
 
こういうことにも
プライドをすてて頑張ることができれば
続けられると思います。
 
はじめての転職で
健康食品会社に就職したことは
前回お伝えしました。
 
この時のエピソードも
おいおいお話ししたいとは思いますが
 
私のブログを読んでくださっている方の中には
50歳すぎて初めて調剤薬局に就職して
ぶっちゃけどうなのよ~?
という方が多いのではないかと思い
 
先にその部分に触れてみたいと思います~
 
人手不足ということもあって
採用してくださったのだとは思いますが
「50歳過ぎたらそろそろ調剤の仕事から引退
という人も多いのにびっくりよね~」
と職場では言われました。
 
私より1歳年上の薬剤師さんはいらっしゃったけど
調剤一筋の大ベテラン、生き字引、スーパー薬剤師。
 
それに比べて、年齢はほぼ同じなものの
新人の私。
上司は娘とほぼ同世代。
 
朝から晩まで注意されっぱなし。えーん
 
最初は基本のキ ピッキング。
正確なピッキングを目指すところから。
 
処方箋に書いてあるとおり
正確な数を拾えばいいじゃん
と思うでしょうが
これがなかなか曲者。
 
私が新卒のころと違って
錠剤のウイークリーパック、つまり7の倍数になっているシート
たとえば1シート14錠、1シート21錠
などもあって
 
21錠シートの錠剤を90錠ひろうとか
14錠シートの錠剤を30錠ひろうとか
 
しかも10錠シートの薬も同一処方箋に混ざっているし
 
長いシートだから14錠シートかと思うと
10錠シートだったりして。
 
なので、ピッキングを正確にする
というのも口でいうほど易しくはないのですね。
 
しかも1000品目を超える在庫があって
素早くどこに何があるのかを判断する必要があるし~
 
患者さんが混んできて
急がされる状況でのピッキングは超ハードですよ~
 
まずこの壁を超えるのが第一関門。
 
特に今は、一般名(成分名)で処方箋に記載されているので
 
1.この患者さんは先発希望なのか、ジェネリック希望なのか
を薬歴で確認し
 
2.先発希望なら、この成分名の銘柄でうちにある商品名は何か
を瞬時に判断し
 
3.それがどの棚にあるのかを探し
 
4.ウイークリーパック、10錠シートを確認して
正確にピッキング
 
5.爪でヒートに穴を開けないように最新の注意を払って
可能な限り早く
 
というのがピッキングに求められることになります。
 
これをクリヤするために試行錯誤したことに関しては
次回以降に。
 
ただ一つだけ言えるのは
50歳過ぎたら無理、と思い込まないほうがいいと思います。
プライドを捨てて、注意されっぱなしに耐えることは必要ですね。
 
たぶん80歳すぎて初めて調剤
というのはやめたほうがいいと思うけど
50歳過ぎくらいの方の場合は
どのような薬局を選ぶか
で道が開ける場合があると思います。
 
<薬のコラム>
 
せっかく薬剤師として少し経験したなかで
お役に立ちたいと思いますので
薬のコラムを作りました。
 
花粉症シーズン始まり始まり。
鼻水が滝のようにとまらないという方が増えています。
もちろんドクターの処方薬を優先してくださいね。
 
それでもつらいという方がいらしたら
漢方の小青竜湯を試してみてください。
薬局・薬店でも買うことができます。↓
 
 
水っぽい鼻水が滝のように止まらない、くしゃみが止まらない
という花粉症の方は
1回3g 1日2~3回
空腹時(食事をしてから2時間後)
に服用してみてください。
 
また、朝方にでる咳にも効果があります。
 
ただし、漢方の場合、同じ症状でも、体質(専門的には証といいます)によって
効果が違ってきます。
小青竜湯は体力が著しく衰えている方には向きません。
 
また次回もよろしく~照れ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
私が新卒後、大学病院薬剤部研修を経て
 
初めてA社に就職し
医薬品情報などの仕事を経験して20年以上が過ぎたある日
退職を決めました。
 
その数年前から
ここにずっと居るべきではないのではないか
と考え始めていました。
 
その時私は50歳を過ぎていて
 
薬剤師としてというより
 
自分の人生が半分過ぎてしまったんだな~
このままでいいのかな~
と思い始めていました。
 
子育てもひと段落ついていました。
 
このまま定年までここにいるのか。
 
仕事にも、人間関係にも
大きな不満はありませんでした。
 
でも自分の中の何かが
満たされていない感覚があったのですね。
 
いくら薬剤師という資格をもっていても
世の中そう甘くはない
とどまるべきだ
という声も私の中にはありました。
 
55歳を過ぎたら
新しい生き方を模索するのは難しくなる
チャレンジするなら55歳になる前でないといけない
というのが結論でした。
 
次の職を決めての退職ではなく
退職後に自分の人生を振り返り
それから自分の進むべき道を決めよう。
 
そう思って退職しました。
職場の皆さんには感謝しかありません。
私が退職することを知った同僚からは
「え~、どうしたの?宝くじでも当たったの~?」
と言われました。
 
夫がいたからできたことなので
夫にも感謝です。
 
そのあとは
自分の人生を振り返ると同時に
次にどういう仕事につくべきか
ということも考えはじめました。
 
一番最初に考えたのは
薬剤師という資格を活かして
調剤の仕事に就く以外に道はないのか
資格を使わない仕事はないのか
ということでした。
 
なぜそう思ったかというと
 
確かに
薬剤師という資格を持っていることは
ある意味有利なのかもしれませんが
 
逆に資格に縛られて
自由自在に生きられないような気がしていたからです。
 
数か月後に就職したのは
健康食品の会社でした。
 
約10年のブランクを経て
薬剤師の仕事についた母は
 
最初の頃毎日とても疲れているように見えました。
 
一人薬剤師で
夜勤もないし、入院患者もほとんどいないし
病院が閉まれば薬剤部の仕事も終わりだったのですが
 
慣れないうちは大変だったのでしょうね。
 
「今日、手をすべらせて乳鉢を割っちゃったのよ~
どうしようかと思った。」
「分包機が動かなくなっちゃってお父さんに直しに病院に来てもらった。」
 
などと失敗談も沢山。
 
今の私からみると
随分のんびりしたペースで仕事をすることが許されていたんだな~
と思ってしまいます、
 
その母の転職といえるのは
病院を定年退職したあと
知り合いに頼まれて
調剤薬局に週3日務めることになったことだけです。
 
私の知らないところで
沢山苦労があったのかもしれないけれど
あまり波風の立たない職業人生で
うらやましいな~と思うこのごろです。
 
その母は4年前に
眠るように穏やかに他界しました。
母が受験した薬剤師国家試験には
実技試験というのがあって
 
実験台にいくつか生薬が並べられていて
ガスバーナーや実験器具もおいてあり
 
「この生薬は何か」
を答えるような試験だったそうです。
 
1つの教室に何十人か受験生がいるわけなのですけれど
 
だれか一人がガスバーナーに火をつけると
 
他の受験生も一斉にあわててガスバーナーに火をつける。
 
その挙句
ガスバーナーが不要だったりして。
 
私の時の国家試験は
実験器具を使用する実技試験はありませんでした。
 
そして春と秋
1年に2階受験機会があったため
現在よりは楽な時代だったかもしれません。