この世に生きている誰もが、明日の命の保証なんかない。


だから、1日1日を大切に生きていく。

一生懸命生きていく。

つまんない人生にしたくはないし、死ぬ時に後悔したくない。

それに私が生きる今日は、もっと生きたかった誰かの明日かもしれないもんね。


そして周りの人たちに毎日感謝しないといけないし、ちゃんとその都度気持ちは伝えないといけない。

「また今度言えばいい」

その【今度】は、こないかもしれないから。

「いつか言えばいいや」

その判断ミスが、私史上最大の後悔になったから。



悲しい知らせを聞くたびに、私は気持ちを引き締めるようにしてる。



この悲しさも、悔しさも、やりきれなさも、何もかも全部【桜の舞う時】にぶつけてやろう。

例え物語はフィクションでも、あの作品の中で主人公が感じている感情だけはノンフィクションだ。

だから、あれは私にしか書けない。


必ず完成させる事。書き切る事。

それが自分で決めた【人生かけてやるべき事】

誰のためでもない。

プロの小説家になるためでもない。

みんなに読んで欲しいわけじゃない。

誰にも読まれなくていい。


あれは私のために書いてる。

自分が抱えた【負の運命】をねじ伏せるため。

そして許せないあの時代に自分なりのやり方で立ち向かっていきたいだけ。


そんなタイマン勝負。



よし、気持ち引き締めて頑張りますか!

昔、私がこっそり戦争小説を書いている事を認めてくれた人がいた。全く無名の役者をしていた。


貧乏役者と自己満小説家。

公園でコンビニのおにぎり食べながら、夢を語り合ったっけ。

自分は戦争を伝えていくために役者を目指しているんだって言っていた。

私の才能が必要だって言ってくれて、参考になる映画を教えてくれたり、舞台に連れて行ってくれたりした。


いつか私が脚本を書いて、その映画に役者として出る。

お互い頑張ろう。

そんな約束をした、戦友。



私が時間をかけてコツコツ小説を書いてるうちに、戦友はいつの間にか事務所を立ち上げて社長になって、色んな映画に出るようになっていた。

活躍を見るたびに遠い人になった気がして「約束、覚えててくれてるかな」って思ってた。


だけど


たまにくる連絡は「結婚はまだなのか」「子供産め」と時代遅れの上から目線。

挙句「昔俺の事好きだったとかあるのか?」「占い師に、お前との相性が1番いいって言われた」

…何か随分とキモいセクハラオヤジになったなって、ガッカリして。


そして最近、有名映画監督の性加害に加担していたって話を聞いた。

しかも、被害者の女性は亡くなられた。

最悪すぎて言葉もない。



人って変わっちゃうんだね。

いつからそんな、金と権力に媚びへつらう汚らしいクズになったの?

やってる事は太鼓持ちの雑魚チンピラじゃん。

嫁と娘いてよくそんな真似が出来るよね。

そんな人に私が書いてる小説なんか読ませたくない。

ってか殺人犯なんかにもう関わりたくもない。



悪いけど、黙ってブロックさせてもらった。

あれだけ時間をかけた友達関係もあっけないな。

男女の友情なんか、やっぱり成立しないね。


まぁそいつと縁を切ろうがどうなろうが、私がやる事は1つ。

変わらずにコツコツ書き続ける事。

何も変わりゃしないんだけどね。