「んっ・・・さとっ」

 

 

「・・・しょおくん・・・会いたかった」

 

 

「おれ・・・だって・・・」

 

 

唇を重ねながら、

想いを伝えてくる智くん。

 

 

智くんも、

俺と一緒だったと思うと、

嬉しくなる。

 

 

「ずっとこうしたかった・・・

翔くんと・・・」

 

 

「・・・俺も」

 

 

唇を 重ね るだけの キスが、

どんどん深くなっていく。

 

 

どちらからということなく、

舌を 絡 め るキスになる。

 

 

「んあっ・・・ん」

 

 

「しょお・・・っ」

 

 

智くんから漏れる 甘 い 吐 息 。

俺のことを呼ぶ声。

ぎゅっと服を掴まれてる感覚。

 

 

その全てが愛おしい。

 

 

このまま・・・

智くんと・・・

 

 

「智く・・・ん」

 

 

「・・・しょおっ・・・」

 

 

唇を離すと、

智くんが、なんで止めるの?

って顔して俺を見る。

 

 

違うよ。

止めるんじゃない。

 

 

もっとしたいんだ。

 

 

智くんが・・・欲しい。

 

 

「・・・もう我慢できないんだけど、

その・・・智くんが・・・ほしい」

 

 

「・・・こっち」

 

 

「え?」

 

 

そっちは・・・

智くんの部屋?

 

 

智くんに腕を掴まれ、

智くんの部屋に入った。

初めて入る智くんのプライベート空間。

 

 

智くんの嘘つき。

これのどこが片付いてないって?

すげー綺麗にしてるじゃんか。

 

 

あっけにとられていたら、

グイッと引っ張られた。

 

 

「・・・部屋じゃなくて、

おいらを見ろよ」

 

 

「え?んっ・・・」

 

 

やられた。

また智くんの方から、

キス・・・

 

 

しかも今度は智くん の 舌が 

すぐ に 入っ てきた。

 

 

「ちょっ・・・んんっ」

 

 

ちょっと待って。

こんな智くんは想定外。

 

 

しかも・・・

めっちゃキスがうまい。

 

 

持っていかれそ・・・

 

 

負けじと舌 を 絡 め てく。

 

 

「しょお」

 

 

絡めたまま、

俺が押し倒される形でベットになだれ込む。

 

 

智くんの唇が、

唇から離れ、

首筋を伝ってく。

 

 

「んっ・・・」

 

 

そして智くんの手が、

俺のベルトに・・・

 

 

・・・・・

・・・・・

 

 

ん?

 

 

ちょっとまって

 

 

この流れは・・・もしや!

 

 

「智・・・くん?

・・・もしかして」

 

 

「ん?もしかして?」

 

 

智くんが俺のベルトを外 し てる。

 

 

「俺のこと・・・食う気?」

 

 

「ん?」

 

 

「もしかして、俺が 致 さ れ る 方?」

 

 

「・・・そのつもりだけど?」

 

 

は?何それ!!

俺が 致 さ れ る方?

マジで?

 

 

違う!

俺が致 し たいんだよ!

俺が智くん を食 べ る 方!!

 

 

「ちょ!タンマ!!」

 

 

「ん?」

 

 

すでに 下着 をず ら されて いて、

智くん が 俺 の 俺を 口 に入 れよ う と していた。

 

 

「ちょ!タンマ!!」

 

 

「ん?今?」

 

 

「ちょっと待って。

落ち着いて話し合おう!ね!智くん!」

 

 

「翔くんのここは・・・もう待てないみたいだけど?」

 

 

それはそうだよ。

もう待てない。

 

 

智くんが欲しい。

 

 

けど俺の言ってる智くんが欲しいっていうのは・・・

 

 

「へ?んあっ!」

 

 

智くんが 先 走 る 俺 を ペ ロッ と 舐 め た。

 

 

「おいらも限界・・・タンマなし」

 

 

「え?あっ・・・」