な、な!な!!

なんてこと言うんだよ。

 

 

『だから覚悟しててね。

こっちに来たら、離してやらないからな』だなんて!!

 

 

 

そ、そんなの・・・

 

 

『・・・翔くん?聞いてる?』

 

 

「望むところだ!!」

 

 

『へ?』

 

 

「え?」

 

 

あれ?違った?

 

 

『んふふ、そういえばさ。

翔くんってこだわりある?』

 

 

こだわり?

智くん主語忘れてるよ。

 

 

「こだわり?何に?」

 

 

でも智くんにはよくあること。

こういうやりとりも懐かしい。

 

 

『ん?住むとこの。

広い方がいいとか、高い方がいいとか、

あとなんだ・・・キッチン・・・料理はしなさそうだな』

 

 

正解!

なんで知ってんの?

 

 

「ん〜、強いこだわりはないかな。

あ、でもセキュリティがしっかりしてるとこがいいかも。

なんか怖いじゃん。異国の地だし。

あと、高すぎるのはダメ」

 

 

『異国って・・・まあそうだけどさ。

あれ?そうなの?

高いとこダメなんだ。

ふ〜ん、セキュリティがしっかり・・・なるほどね』

 

 

「・・・で?なんでそんなこと聞くの?」

 

 

『ああ、こっちでの家探し、

手伝おうかと思って。家のことはおいらに任せて。

おいら探しとくよ』

 

 

「え?マジで!!

任せていいの?」

 

 

実はそれが1番ネックだったんだよ。

土地勘なんて当然ないし、それが1番聞きたかったこと。

 

 

『いいよ。でも、もし気に入らなくても、

文句は受け付けないからね』

 

 

「そんな!お願いしてるのに、

文句なんて言わないよ!

全面信頼してるから、よろしくお願いします!!」

 

 

『あと、なにかある?

不安なこととか』

 

 

住めば都。

多分行ってしまえば何とでもなる。

だから不安はあるようでないかも。

 

 

家を探してくれるって言ってくれてるし。

できれば、智くんの家の近く。

もっと言ったら・・・

 

 

一緒に住みたい!!

 

 

なんて言ったら、

智くん引くかな?

告白してすぐ同棲は・・・早いか。

 

 

それはおいおいにしよう。

 

 

まずは、さっき調べた内容であっているか、

智くんに確認してく。

 

 

智くんは、えっとね〜って、

思い出しながら答えてくれる。

 

 

「ああ、これはそういうことなんだ」

 

 

『うん。

あ、そろそろ翔くん寝るよね?

ごめん、話し込んじゃって』

 

 

「や!こっちこそ!

俺の方こそ!ごめん!

あと、あんなメッセージ」

 

 

『こうやってやりとりできるのっていいね♪』

 

 

「え?」

 

 

『翔くんとメールしたかったらできるし、声が聞きたくなったら聞ける。

時差はあるけどさ』

 

 

「うん。そうだね」

 

 

メールも電話も嬉しい。

けど・・・会いたいよ。

 

 

『ねえ、用がなくてもさ、

声が聞きたくなったら・・・電話していい?』

 

 

「もちろんだよ!!

いつでもかけて!智くんの電話が最優先!!」

 

 

『んふふ、商談中でも?』

 

 

「当たり前!!」

 

 

『ばか!怒られちゃうよ。

あと3ヶ月・・・

翔くんが来るの楽しみにしてる。

じゃあ、おやすみ』

 

 

「ん、おやすみ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◆◆◇◆◇◆◆◇◇

 

 

アメンバーについて。

 

 

以前アンケートの記事でも書きましたが、

7月いっぱいは、アメンバー募集を一時閉めています。

 

 

『アメンバーについて』の記事にコメントくださった方、

ごめんなさい。

 

 

私のミスです。

アメンバー条件の記事を下げ忘れていました。

 

 

現在申請を受け付けていないのに、

記事のこと、

気がつかずですみませんでした。

 

 

今下げました。

 

 

8月になりましたら、

アメンバー申請、通常通り再開したいと思いますので、

申し訳ありませんが、

それまでお待ちくださいませ♪

 

 

 

 

 

くろねこ🐾