今日は始まる前から、

気合十分!

 

 

だってさ、ゲストさんがさ・・・

 

 

貴方を昔から可愛がってる大先輩と、

貴方が自ら名前を呼ぶように言ってるあの後輩だしさ。

今日は隙を見せてはいけない日。

 

 

隙を見せたら、

大先輩が貴方に・・・

貴方が自らあの後輩に・・・

 

 

俺の智くんが、

俺の目の前で・・・

それだけは阻止せねば!!

 

 

今日の

オープニングトークのトークテーマ、

『自分って器が小さいなと思うこと』

 

 

・・・なんてタイムリーな!

これってまさに今の俺??

 

 

流石にそれは言えないから、

エレベーター事情を話したら、

貴方が話に乗ってきた。

 

 

掴みはいい感じじゃない?

 

 

『あんまり覚えてないけど』

 

 

ちょいちょいちょい!

 

 

どういうこと?

どういうこと?

 

 

覚えてないって!!

すんごいことなのよ!

 

 

大先輩のご自宅にお邪魔させていただいて、

しかも一緒に行ったのも先輩の方々で、

なんで覚えてないの?

 

 

普通はさ、

緊張して飲めないでしょ?

なのに貴方・・・

 

 

諸先輩がたに、

がっつり甘えてきたってことでしょ?

安心して飲んでたってことでしょ?

 

 

がっつり甘えて・・・

酔っ払って、ひらがな発音になって、

ぺっとりくっついて・・・

 

 

行ったのは聞いたけど、

何度も聞いたけど、何度聞いても

 

 

うあああああっ!!

 

 

天の声さんもさ、

俺の傷を広げるよね。

 

 

さてじゃないよ!

大ちゃんって呼んでるのは知ってるから。

 

 

いろんなとこで、

昔からことあるごとに智くんの話をして、

可愛がってるのなんか知ってるよ!

 

 

なんなら姐さんも呼んでるもん!

ご夫婦で大ちゃん推し!!

 

 

ダメだよ!大ちゃん!

甘えてすぎ!

 

 

「東ちゃんとかでいいっすか?」

 

 

ダメに決まってるでしょ!!

大先輩だよ!!

一体どんな流れでそうなるの?

 

 

なのに先輩、

怒るどころか、すんごい笑顔で『いいね♪』って。

 

 

ちょいちょいちょい!!

ちょいちょいちょい!!

 

 

甘いよ。

智くんを見る先輩の目。

甘すぎるよ。

 

 

これ以上仲良くなるの、

絶対阻止!!

 

 

もうさ、

ピンポンするしかないか!

 

 

智くん、

今度先輩のご自宅に行くときは、

絶対俺にも声かけてよ!!

絶対だからね!!

 

 

・・・・・

・・・・・

 

 

・・・でも今回の一番は、

ニノかも。

 

 

ニノが羨ましかった。

 

 

ニノの前髪についた発砲スチロールを、

一回躊躇して、取った貴方。

 

 

ああ、俺もつけるから取ってよ、智く〜〜〜ん!!

 

 

矢が当たらなかったのは、

智くんのせいだからね!!

絶対そうだ!

 

 

 

 

 

おしまい♡