「んふふ、黒じゃなくて、

ワインレッドってとこがいいよね」

 

 

智くんに、

ベットに投げ込まれる。

 

 

「んあっ・・・ちょ・・・」

 

 

「黒網タイツいいよね。

ストッキングもいいけど、網タイツの方が

絶対エロい」

 

 

智くんに足首を掴まれた。

 

 

「・・・何するの?」

 

 

「ん?キス?」

 

 

そう言って、智くんに、

つま先にキスされた。

 

 

智くんが俺の目を見つめたまま、

くるぶし、足首、すね、膝、

順番にキスを落としてく。

 

 

「・・・こん な エ ロ い格好、

誰にさせるつもりだったの?」

 

 

「だから・・・智くんに」

 

 

「おいらより、絶対翔くんの方が似合うよ」

 

 

「そんなこと・・・」

 

 

あるわけない!

絶対智くんの方が似合うよ!

 

 

「超エロいのに、

白ピンクのウサギ耳とかさ。

エロかわ?っていうんだっけ?

翔くんは趣味がいいね♪」

 

 

ウサギ耳にキスされる。

智くんの唇が、

今度はおでこ、瞳、鼻、頬、顎におりてくる。

 

 

唇に触れそうで触れない。

なんで?

なんで唇にしてくれないの?

 

 

「・・・しょおくんすごくエロい顔してる」

 

 

「だって・・・」

 

 

「『俺は抱かれるより抱きたいんだ!!』っていつも言ってるけどさ、

今のしょおくん、すっかり抱かれる側の顔になってるよ?

本当にやだ?今からでも、おいらを抱きたい?」

 

 

「そりゃ!もちろん!!」

 

 

え?

今年はそういう感じ?

もしかして、回避可能?

 

 

「・・・残念だな〜。

できれば使いたくなかったんだけど。

はい。しょおくん、万歳!」

 

 

「ん?万歳?」

 

 

カチャリ

 

 

「足も止めとこうね」

 

 

智くんに 開 脚 させられ、

ガチャリ

 

 

「うん、いい眺め♪」

 

 

俺に ま た が る智くん。

見上げた先に智くんの雄の瞳。

 

 

デ、デジャブ?

これってさっきの夢で見た!

 

 

さっきのは・・・正夢?

 

 

「さあて、この可愛いバニー翔くんどこから食べようかな?」

 

 

「えっと、俺は食べても美味しくないよ。

腹壊すからやめた方が・・・」

 

 

「ん?極上なのは知ってる。

大丈夫、おいら滅多なことじゃ腹壊さないし。

翔くん食べて壊したことないもん!」

 

 

「で、でも・・・」

 

 

なんとか、

手足を自由にしたくて、

もがいてみるけど、

がちゃがちゃ音がするだけで、

取れやしない。

 

 

このままじゃ、

今年も俺、智くんに・・・

 

 

「んふふ、いいねぇ〜。

その顔。そそるね♪」

 

 

やばい!

智くんの雄感が増してる。

 

 

「ねえ、翔くん」

 

 

「・・・何?」

 

 

「翔くんはどうするつもりだったの?」

 

 

「どうするつもりって?」

 

 

「おいらにこれを着せて、

何をするつもりだったの?」

 

 

「何をってそんなの決まってる」

 

 

「まずはどこから 脱 が すの?」

 

 

「どこからって言うか・・・脱 が  す な んてもったいない」

 

 

「ん?どういうこと?」

 

 

「知ってる?バニーちゃんってすごいんだよ。

着せたまま、ちょっと ず ら せば、そのまま・・・」

 

 

「・・・こういうこと?」

 

 

智くんが 両 手で 網 タイツを 掴んで、

左右に 引っ張 った。

 

 

「あっ・・やっ・・・」

 

 

ビリ ビリと 音 がして、

網タ イツ が 破 れ て く。

 

 

「んで、ずらすんだっけ?」

 

 

「え?ちょ・・・ああっ」