「昨日・・・別れた」
おいらの言葉に、
一瞬3人がおいらの顔を見た。
「「「・・・・・」」」
でもすぐに・・・
「・・・ふ〜ん」
「うひゃひゃ!そうなの?」
「・・・・・」
あ、あれ?
何この3人の反応?
松潤の視線は雑誌に、
相葉ちゃんの視線は漫画に、
そしてニノの視線はゲームに戻る。
「ちょ!別れたって言ったんだよ。
なんでそんな普通の反応?」
「え?
・・・だってね〜」
「うひゃひゃ!ねえ〜」
「・・・・・」
呆れたような声を出し、
二人に視線を送る松潤。
それに答える相葉ちゃん。
ニノに至っては・・・
「もうだってなんだよ!」
「・・・もし本当に別れたなら、
翔さんがこんな普通の顔してるわけがない」
「・・・へ?」
・・・翔くん?
「ん?俺?」
新聞を読んでた翔くんは、
急に名前を呼ばれ、キョトン顔。
「そうそう!
翔ちゃん普通だもん。
もし本当なら、今日の翔ちゃんは泣き腫らして目が腫れてるか、
やけ酒の深酒して、酒臭いか顔パンパンかのどっちか」
「・・・で、じとっと大野さんを見てるはず。
普通に新聞読んでるなんて・・・ねえ?」
「・・・はい残念でした。
来年また出直してください」
・・・むぅ!
「もう!!翔くん!!!!」
「へ?え?」
「ちゃんとしてよ!!エイプリルフール失敗じゃんか!」
「え?おれ?え?俺ぇ〜〜〜?
俺が悪いの??」
「悪い!翔くんが悪い!!
完全に翔くんが悪い!!」
「いやいや、無理でしょう。
そんな嘘じゃ、みんな騙せないよ〜」
「むぅ。じゃあ、本当に別れるか?
そうしたら、信じてもらえる?」
「は?バカ!何言ってんの!」
「ひどい!翔くんがバカって言った!」
「バカだからバカって言ったんだよ!
なんで、嘘信じさすために、本当に別れるんだよ。
ぜってーやだかんな!嘘でも別れない!!」
「でもそうしないと、
みんな信じてくれないもん!!」
なんで翔くんわかってくれないんだ。
翔くんの分からず屋!
「翔くんのバカ!!
ちょっと別れるだけじゃんか!」
「まだいうか!バカ!
その分からず屋の口を塞いでやる!!」
「バカって言ったほうがバカなんだ!
塞げるもんなら塞いでみろ!」
「じゃあ、顔貸して!」
「「はいストーーーーーップ!!!」」
「「・・・ん?」」
松潤がおいらを、
相葉ちゃんが翔くんを抑えて、
ゲームを置いたニノがてくてく歩いてくる。
手には相葉ちゃんの週刊誌。
その週刊誌で、
おいらと翔くんの頭を
バシン!バシン!
「「いった!何すんだよ!ニノ」」
「それはこっちのセリフ。
もう夫婦喧嘩は家でやってくださいな。
バカ夫婦!!」
「あっ!バカって言った!
翔くん、今、ニノがバカって言った」
「バカって言ったほうがバカなんだぞ!
ね、智くん!!」
「ああ、もううるさい!
ここは5人の楽屋!イチャイチャ禁止!!」
「・・・いちゃいちゃなんてしてねーし」
「・・・してないよねぇ」
「「「しとるわ!!」」」
おしまい♡
すっかりご無沙汰しております。
|д・)チラッ
ちょっとね、
バカ夫婦が描きたくなっちゃって・・・
『いつもの楽屋、いつもの風景♪』
エイプリルフールの風景でした。
くろねこ🐾