イヤホンして、
歌の練習をしてたの。
集中してたから目も閉じてたのね。


そしたら突然。
なんかぞくっとして、
目を開けるとさ、
松潤がリーダーを抱きしめてた。


そう、俺の位置からはそう見えたんだよ。
んで慌てて翔ちゃんを見たのね。


そりゃ見るでしょ?
だってリーダーは翔ちゃんと・・・ねぇ?


案の定翔ちゃんは、
新聞が破れる勢いでわなわなしてて・・・


そんな翔ちゃんと目があって、
俺は思わず目を逸らした。


だって翔ちゃんの目が怖すぎるんだもん。
そんなに睨まれても、
俺にはなんでこうなってんのかパルプンテ状態。


練習をやめ、
イヤホンを外す。


「もうだから・・・
そうじゃなくてこうだってば。
ここの輪っかにね・・・」


嬉しそうな松潤の声。


輪っか?
松潤の手にあるのは・・・ネクタイ?
なんだ、抱きしめてたわけじゃなかったんだ。


松潤がリーダーにネクタイの結び方教えてんのね。


それでそんなにひっついてるんだ。
けど、ちょっとひっ付きすぎだよね。
あの2人。


うわ~、
楽屋の空気がピリピリしてる。


正確にはピリピリしてんのは翔ちゃん。


なんであの2人は気がつかない?
・・・いや、松潤は、気づいてるなあれ。
けど、リーダーは・・・


ゲームをしてるニノが、
俺のことを見て、何やら合図を送ってくる。


え?
行けって?
俺が?


いやこれは無理でしょ?
翔ちゃんも怖いけど、
松潤だって負けないぐらい怖いんだよ。


あんな幸せそうな松潤の邪魔なんてしたら・・・


無理だって首を横に振って合図したら、
ニノの視線が翔ちゃんに移った。


ああ、翔ちゃん
だから新聞破れちゃうってば!


本当に翔ちゃんてば、
そんなになるなら我慢しないでリーダーのとこに行けばいいのにな。


いかない俺や翔ちゃんに呆れたのか、
俺らを見ながらニノが大きなため息をついた。


え?
俺?
俺は悪くないでしょ?


この場合悪いのは・・・
誰だろう?


まあ、いっか。
必死なリーダーは可愛いし♡


リーダーがいる限り、
大変なことにはならないだろうしな。


うん。
歌の練習再開しよ。


くふふ。
リーダーの尖り口、
やっぱり可愛いよね♪



あれ、うちの愛されリーダー♡






おしまい(・∀・)




゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚


はい!
相葉ちゃん編できました♡
これある日の楽屋風景みたいな?( ̄▽+ ̄*)


『この場合悪いのは・・・誰だろう?』
って言う相葉ちゃんが好き♡


さあ、お次は・・・( ´艸`)♪




くろねこ🐾