俺さ、気づいたことがあるんだ。
それは・・・


智くんが俺のことをよく見てるってこと。


ふとしたときにさ、
視線を感じてさ、
視線の方に目をやるとさ、


智くんが俺のこと見てんだよ。
んで、俺と目が合うとすっと視線をそらすんだ。


・・・・・
・・・・・


これってさ、
そういうことだよね。


智くんが俺のこと・・・ってことだよね。


うぬぼれじゃないよね。
俺の勘違いじゃないよね。


・・・やばいんだけど。
めっちゃ嬉しいんだけど。


だって俺だってずっと智くんのこと・・・


もう言ってもいいのかな?
俺の気持ち、
智くんに伝えていい?


けど、今のこの関係をもうちょっと楽しみたい。


だって智くんの視線を、
今独り占めしてるんだよ。


すごくない。
あの智くんが俺を見てる。


あの智くんが俺のこと・・・


・・・・・
・・・・・


勘違いじゃないよね?
まさかの勘違いだったら・・・


それを確かめるために、
俺はあることを実行することにした。


それは・・・『智くん』


そう呼ぶのをやめること。
やめるっていうか封印する。


俺の知る限り、
智くんのことを智くんと呼ぶ人はいない。
もしいても、俺のはちょっとイントネーションが違うらしい。
たぶん智くんもそれを知ってるはず。


俺が呼ばなくなったら・・・


本当に智くんの気持ちが俺にあるなら
智くんは何らかのリアクションをするはず。



「大野さん」



・・・ほらね。
やっぱりそうだ!
俺の勘違いじゃない。
俺のうぬぼれじゃない。


だって、俺を見る智くんの顔の色が変わった。
明らかに、俺の呼ぶ「大野さん」に違和感を感じてる。


これは、もう・・・
こうなったら、もう我慢しない。


この関係を楽しみたいなんて言ってられない。
智くんを感じたい。
気持ちを確かめ合いたい。


そろそろいいよね?
この関係を壊しても。
2人の関係を進めてもいいよね。


うん。
貴方を捕まえるよ。
そして、離さない。


いいよね、智くん。



決行は今夜。




「・・・ねえ、智くん」


「・・・え?」


智くんがびっくりして振り返った。


「智くん、今夜暇?
2人で飲みに行かね?
話したいことあるんだけど・・・
ねえ、智くん。
ダメかな?」


「・・・ダメじゃないけど」


「んじゃ、決定ね。
智くんと飲みに行くの久しぶり。
楽しみだな」


・・・違う。
『智くん』って呼ぶのが久しぶり。
やっぱりこの呼び方のほうがしっくりくる。


ねえ、智くん。
これからも呼んでいいよね。


俺だけの『智くん」









゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚



はい!
これが翔くんの答え(想い)です♡


・・・どうでしょうか。
この理由で納得できたかな?
智くんも・・・Pさんも♪


気に入ってもらえたら嬉しいです( ´艸`)


今回は2人がまだ付き合っていないって設定なので、
こんな感じになりました。


付き合ってる2人なら、
また違う理由になるかな?


Pさんリクエストありがとうございます♡
描いてて楽しかったです(〃∇〃)
けど、やっぱり難しかった。
大丈夫かな?


みんな翔くんの『智くん』呼び大好きですもんね。
私も探しちゃう。
んで翔くんが呼んだらときテンション上がっちゃう♡


だからこそ、
呼ばない理由は・・・・
でも!これが私の精一杯です♪(`・ω・´)ゞ




くろねこ🐾