「今何時?間に合うんじゃない?」


「ん?何に?」


「ほら、急いで!
あ、今始まったことだよ、ほら、翔くん座って」


「え?あ!」


智くんに急かされ、
ソファーに座らされた。
智くんがつけたチャンネルは・・・しやがれ?


「え?見るのこれ?」


「うん。だってちょうどやってるし。
・・・だめ?」


可愛く首を傾ける智くん。
・・・それわざとでしょ?
俺がそれ好きなの知ってるよね。
俺がダメって言えなくなるって知っててやってるでしょ。


「・・・いいけど」


「んふふ、ありがと!翔くん」


・・・確信犯ってのは、
こういうのを言うんだな。
嬉しそうに俺の隣にちょこんに座り直す智くん。


ああ、これ、この前撮ったやつか。
冒頭から智くんが松潤に絡むんだよね。


『その会場教えてよ』


なんでだよ。
なんでそんなに行きたがるの?


そんなにBBQしたいの?
んじゃ、うちでいいじゃん!
ちょっと狭いかもだけど、
うちのベランダだって2人なら十分な広さだよ。
俺とすればいいじゃん。


ああ、テレビの俺もちょっと不機嫌になってる。


「ふふ、そうこれこれ!
翔くん白T着ると、なで肩が・・・
めっちゃなでてる」


「・・・ああ」


嬉しそうに笑う智くん。
肩は・・・ん、そうだよね。
なんも言い返すことはございません。


問題はここからだよ!
この背筋ラップガマン対決。


ほらやっぱり!
まだラップに顔ついてないのに、
なんで智くんの写真撮ってんの?


智くんから気をそらしたくて、
わざともう無理って芝居して一番にラップに顔を突っ込んだんだ。


「あはは、翔くんが一番ダメだったんだ。
おいらより背筋あるのにね」


「・・・そうだね。
智くんすごかったよね。最後まで残ったもんね」


「うん。ビックリした。
残るの松潤か相葉ちゃんだと思ったから」


「・・・俺は?」


「・・・・・」


ああ、いいよ言わなくても、
その顔で何言いたいか分かるから。


でも本当に良かった。
だって智くんが最後まで残らなかったら、
ゲストさんに選ばれてラップキスすることになったかも。


まあ、もし選ばれても、絶対阻止したけどさ。
ラップ越しでも、智くんとキスなんて・・・
絶対許さない。


結局選ばれたのはニノだった。
確かにこの顔はヤバイ。


「んふふ、ニノ嫌がってるけど、
ちょっと嬉しそうだよね。
お返しまでしちゃうし」


「ふふ、そうだね」


サンバを挟んで、
次は智くんの「作ってみよう」


「本当貴方このコーナー楽しそうだよね。
智くん生き生きしてる。
俺このコーナーが一番好きだな」


「んふふ、そう?
ただ作ってるだけだよ?」


「あ!そうここ!
めっちゃ可愛かった!この風船のとこ」


「・・・そう?可愛いか?」


可愛いでしょうよ!
だってもうすぐ35になる大の男が、
「これ絶対パーンてなるやつだ!」って、
風船が割れるのびびってるんだもん!


めっちゃびびっちゃってさ、
「や~だ~!」なんて言っちゃってさ、
それにしてもこの教えてくれてる人と仲良くなりすぎじゃない?


風船か・・・
今度買ってこようかな?
んで、怖がる智くんにこれ作ってもらって。


あ、あれ?
隣にいたはずの智くんがいない。


「智くん?」


「ねえ、しょおくん♡
おいら、したいんだけど?」


何かを後ろに隠した智くんが、
俺の隣に戻ってきた。


「え?風船?」


「は?風船って?」


「や!ごめん!こっちの話。
したいって何を?」


「・・・したいって言えばあれでしょ?」


「え!?」


智くんが誘うような表情で、
俺に顔を近づけてくる。
え?え?


次の瞬間、
顔に何かひっついてきた。


「んがっ・・・」


何?これ?
い、息苦しい・・・これ、ラップ?!


「んふふ、しょおくんめっちゃおもろい顔。
・・・ちゅ♡」


「んっ」


「ふふ、ラップ越しってなんかいつもより新鮮だね。
めっちゃドキドキする、翔くんどんな感じ?」


「・・・智くんにもしたげる」


おれは智くんからラップを取り上げ、
ラップ越しにキスをした。


・・・いいかも。
確かにいつも以上にドキドキする。
けどやっぱり・・・


「・・・どう?」


「んー、よくわかんない。
ねえ、しょおくん、もういっかいしてみて?」


そう言って目をつぶって、
俺のキスを待つ智くん。


「ねえ?まだ?」


その顔があまりにも可愛くて、
ラップを忘れて、そのまま智くんの唇にキスをした。


「ちょ・・・しょおくん?
ら、ラップは?んっ・・あっん」


「・・・貴方可愛すぎる♡」


「あん、しょおく・・・ん」


俺を呼ぶ智くんの声。
ほら、貴方だって欲しくなってるじゃん。
俺らにラップなんていらないでしょ?


「もう一回言って、
智くん何がしたいの?」


短いキスを繰り返す。
すると物足らなくなってきたのか、
智くんが俺の身体にしがみ付き、
俺の唇を追いかけてきた。


「・・・おいら、しょおくんと・・・
キスが・・・した・・い・・・の」


「・・・どんな?」


「・・・えっ ち ぃ の」


「キス、だけでいいの・・・」


「キス、だけじゃ・・・やだ。
もっと えっ ちぃ の・・・したい・・・」


「・・・うん。
おれもしたい。・・・しよっか」


「うん・・しよっ・・しょおくん・・・はあんっ」






今夜も貴方と・・・
2人だけの秘密の時間。






゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚


こんな時間にこんばんは♪
はい!
今回のリクエストは、
「しやがれを見ていた2人。智くんのコーナーは智くんが生き生きしてていいよね~
なんて、翔くんが思ってたら、智くんがラップキスやってみたい!って。
無邪気な智くんに翔くんタジタジみたいな。
智くん、それだけじゃ済まなくなるよ・・・♡」

でした。


翔くんタジタジになってないな・・・
むしろ前のめり?


pさん、
こんな感じになりました(-^□^-)
いかがでしょう?
壊れてもらえますでしょうか?


気に入ってもらえたら嬉しいです♡


さあ、とーちゃんが隣で寝てるのに、
翔くんいっちゃうのか?やっちゃうのか?
またかーちゃんが?


の続き絶賛打ち込み中♡
頑張ります!



くろねこ🐾