『重い~早く開けて~』


インターホン越しに、
早く早くと促され、
慌ててドアを開ける。


「・・・何?なんできたの?」


だって、今日はそんな素振り全くなかった。


大きな包みを持って、
部屋の中へ進んでいく背中に問いかける。


「・・・・・」


「・・・大野さん?」


大きな荷物を壁際におろし、
やっと大野さんがこっちを向いた。


「・・・来ちゃまずかった?」


「・・・え?」


「・・・これから誰か来んの?
・・・相葉ちゃんとか」


大野さんがそっぽを向いて呟いた。


え?・・・
今なんて言った?なんで相葉さん?


「・・・最近、相葉ちゃんと仲良いよね。
相葉ちゃんのこと好きなの?」


「・・・はい?何言ってるの?」


「・・・・・」


「ねえ、さっきから何言ってるの?
なんで相葉さんがうちに来・・・んんっ⁉︎」


「・・・相葉ちゃんのとこにいったら許さない。
和はおいらのもんだ。誰にも渡さない・・・!」


・・・⁉︎


大野さんが 乱 暴 に 唇 を 重ねて きた。
もしかして、楽屋で感じたあの視線は、
大野さん の もの・・・だったの?


え?え?
どういうこと?


もしかして大野さんが、
・・・ヤキモチ妬いた?


混乱する頭を整理するため、
大野さんの カラダ を なんとか 押し戻す。


「・・・んあっ、ちょっとまって、
どういうこと?どっか行ってたのはそっちでしょ?
いつも私を置いてどっか行くじゃん」


「・・・バカか。それは・・・」


「それは何だよ。はっきり言ってよ!」


「とにかくおいらがこんな風になるのは、
和だけだよ!」


大野さんが 自分 の 腰 を 押しあてて、
また 唇 を 重ねてきた。


こんなに余裕のない大野さんは初めてかも・・・。


・・・もしかして同じ?
貴方も私と同じように思ってたってこと?


「はあっ・・・大野さん、
私のこと・・・好き?」


「だから、智って呼べよ・・・
いつも言ってるじゃん。和が好きだって。
和を愛してる・・・」


「んんっ・・・はあんっ、
ちょっと・・まって、おおの・・・さん」


「・・・智って呼んで。
お前こそ、どうなんだよ?
おいらのこと・・・好き?愛してる?」


ああ、なんだ。
・・・私たちは同じなんだ。


大野さんも私と同じ。
相手にどう思われてるか自信がなくて・・・
勝手に嫉妬して・・・


勝手に・・・


なんだ。
そういうことだったんだ。
貴方も・・・


ふふ、ばかだなぁ・・・
何やってるんだろ、私たち。


「・・・好きだよ。
智が好き。愛してる。
こんなことしてあげたいって思うのは、
智だけ・・・」


大野さんのを、
ジーンズ越しに優しく撫でる。


ビクンっと大野さんのカラダが揺れた。


大野さんに唇を重ねながら、
大野さんのベルトに手をかける。


「・・・え?和・・・?」


「・・・今日はしてあげるね。
・・・ってか、したい」


「・・・和」


私は大野さんの前に跪き、
愛しい そこ に 口づけた。















゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚


ああ、また・・・
次回も・・・(///∇//)♡