最近3人の様子がおかしい・・・気がする。



5人の収録日、俺らより早く来ていて、
固まって、なんか話してるんだよね?



で、俺らが楽屋に入ると、
決まって相葉くんがぎこちなくそこから離れるんだ。



で、決まってニノと松本が呆れ顔をしてる。



それ以外にもマメに連絡取り合ってるみたいだし、
こそこそ隠れて話をしている。



そう、俺たちのことニヤニヤ見ながら・・・



「・・・ねえ?
何隠してんの?相葉ちゃん」



おっと!智くんいきなり核心⁈
やっぱり、智くんも変だと思ってたんだ。



「は?何?何のこと・・・?
大ちゃん何言ってんの?ははは・・・」


「・・・相葉ちゃん?
明らかにおかしいよね。今も目が泳いでる」


「へ?」



相葉くん、それじゃ、
隠してるって言ってるようなもんだよ。
智くんにも突っ込まれてるじゃん。



すると、するっとニノがやってきて、
相葉くんと智くんの間に立った。



「・・・で?お揃いのパジャマ、
買うことにしたんですか?あ、エプロンもでしたっけ?」


「は?・・・何で?え⁇・・・」


「もうすぐでしたよね?
お買い物デート」


「へ?あ・・・」



ニノの言葉に智くんは真っ赤な顔になった。
そして俺のことを見る智くん。
そんな智くんの顔を覗き込むニノ。



「・・・何でって、あんなでかい声で話してたら、
聞きたくなくてもねぇ・・・
廊下にいたって聞こえちゃいますよね?」



ニノが松本の方をチラッと見て、
松本も大きく頷いた。



「・・・で?あなた着ちゃうんだ。
翔さんとお揃いのパジャマ・・・ん?」


「・・・もう!翔くんのバカ!」



バタン!



真っ赤な顔した智くんが俺を睨んで、
楽屋を出て行った。



「え?ちょっと、智くん?待って」



俺は智くんを追いかけて、
楽屋を出た。



バタン!




「・・・・・」


「・・・・・」


「・・・なんとかごまかせたね?
さすがニノ!頼りになるなあ・・・あ」



私たちの視線に気がつき、
ちっちゃくなる相葉さん。



「さすがじゃないでしょ?
ここでばれたら、今までの計画も、準備も台無しなんですよ?
分かってます?相葉さん?」



「・・・あい」


「今からでも遅くない。
やっぱ、俺と二人でやろうよニノ」


「やだ!ちゃんと出来る!
・・・ニノぉ・・・」


涙目の相葉さんが必死に訴えてる。
ホント単純!Jに遊ばれちゃって。



「・・・で?
マネージャーに了承してもらえましたか?相葉さん」


「え?もちろん!17時までだったらなんとかなるって。
みんなも?」



相葉さんの言葉にJが頷く。



「・・・よし。じゃ、最後はアレですね」


「ん?アレって?」


「ふふ、前日に分かりますよ。
じゃ、くれぐれもおじさん達にばれないように。
素敵な日になるように、最終準備頑張りましょ!」


「「おう!」」