ピーンポーン、ピーンポーンピーンポーン
「ん?こんな時間に誰だ?」
ピーンポーン、ピーンポーン、ピーンポーン
「だーうるさい!もう誰だよ!」
ドアホンの画面を覗くと、
貴方が立っていた。
「・・・え?智くん?どうしたの?今開けるから待って!」
『・・・あ、翔くんいたんだ・・・』
「どうしたの?合鍵は?・・・もしやなくしちゃった?」
「・・・ちゃんと持ってる」
「なら、よかった。・・・入らないの?」
「・・・翔くんの顔が見たかっただけだから、
こんな時間にごめん。おいら帰る」
「え?・・・」
なんだか元気のない貴方が、本当に帰ろうとするから、
俺は慌てて、腕を掴み、強引に家の中に引き込む。
「・・・今日は帰るってば」
「駄目!こんな貴方をほっとけない!
とりあえず、座ろう。コーヒー入れるから」
俺と目も合わせてくれない貴方を
思わずぎゅうっと抱きしめる。
「ね。俺も飲みたいから、付き合って」
「・・・ん」
貴方をソファーに座らせて、急いでキッチンへ行く。
ニノとなんかあった?
「・・・はい。どうぞ。どうしたの?」
「・・・・・」
「・・・ニノとなんかあった?」
貴方の身体がピクッと反応した。
けど、コーヒーをじっと眺めて動かない。
貴方の横に座り直し、そっと顔を覗き込む。
「・・・智くん?」
「・・・・・おいら、ずるいんだよ」
「・・・え?」
「さっき、ニノに告白された。
でも、おいら、本当は・・・気づいてた」
「え?・・・そうなの?」
「ニノはずっとそばに居てくれたから。
ずっとずっと隣に居てくれたから、好意を持たれてるのは分かってた。
なのに、その気持ちに応えられないくせに、ずるずる甘えて・・・」
「・・・うん」
「・・・きっといっぱい傷つけて来たんだ。
ニノのこと。松潤もきっと傷つけてたんだね」
貴方の瞳に涙が溢れ、今にもこぼれ落ちそうになる。
「でも、おいら、翔くんが好き。
どうしてもそれだけは・・・譲れなくて」
「え?」
「みんなを傷つけて、ずるいおいらだけ、
翔くんと幸せになってていいのかなって・・・」
貴方は涙をボロボロこぼし、声を殺して泣き出した。
俺は貴方の持ってたコーヒーカップをテーブルにおき、
貴方を抱きしめる。
「・・・どうしよう。俺もずるいな。
今、嬉しくてたまらない!貴方が俺のこと好きだから。
俺を選んでくれたことが嬉しい」
「・・・しょおくん」
「大丈夫。あの2人は。貴方のことが好きだから、
好きすぎるから、貴方の幸せを願ってる。
だから、貴方は幸せにならなくちゃ!
貴方がずっと笑顔でいられるように、俺も頑張るよ。2人のために」
「・・・ん。そうだね」
貴方が俺の背中に手を回し、
ぎゅっと抱きついて来た。
どれぐらい抱き合ってっただろう。
貴方はすっかり泣き止み、落ち着いたのか、
うとうとしだした。
「・・・ところでさ、智くん」
「・・・ん?」
「貴方、約束破ったね」
「え⁈」
貴方の身体がビクっと反応して、俺から離れようとするから、
俺はさらに力を込めて抱き締める。
「・・・飲んだね?お酒の匂いがぷんぷんするんだけど?
どういうことかな?」
「へ?い、いや!・・・ニノが今夜はいいでしょ、って言って
だから、その・・・・・ごめんなさい」
「ニノが悪いの?誰が悪いの?」
「・・・おいらです」
「だよね。これはいかんな!・・・お仕置きだね」
「・・・あい。って、え⁈お仕置きって・・・んんっ」
俺は貴方の唇を強引に奪う。
まだ赤い貴方の瞳にもキスを落とし、
ソファーから抱き上げる。
「うわあ・・ちょ・・・しょおくん?」
「ここじゃ落ち着かないから、あっち行こうか。
・・・今夜は朝まで寝かさないよ?」
「え?ちょ・・・んあっ」
俺の上で暴れる貴方の唇を塞ぎ、
寝室へ向かった。
「ん?こんな時間に誰だ?」
ピーンポーン、ピーンポーン、ピーンポーン
「だーうるさい!もう誰だよ!」
ドアホンの画面を覗くと、
貴方が立っていた。
「・・・え?智くん?どうしたの?今開けるから待って!」
『・・・あ、翔くんいたんだ・・・』
「どうしたの?合鍵は?・・・もしやなくしちゃった?」
「・・・ちゃんと持ってる」
「なら、よかった。・・・入らないの?」
「・・・翔くんの顔が見たかっただけだから、
こんな時間にごめん。おいら帰る」
「え?・・・」
なんだか元気のない貴方が、本当に帰ろうとするから、
俺は慌てて、腕を掴み、強引に家の中に引き込む。
「・・・今日は帰るってば」
「駄目!こんな貴方をほっとけない!
とりあえず、座ろう。コーヒー入れるから」
俺と目も合わせてくれない貴方を
思わずぎゅうっと抱きしめる。
「ね。俺も飲みたいから、付き合って」
「・・・ん」
貴方をソファーに座らせて、急いでキッチンへ行く。
ニノとなんかあった?
「・・・はい。どうぞ。どうしたの?」
「・・・・・」
「・・・ニノとなんかあった?」
貴方の身体がピクッと反応した。
けど、コーヒーをじっと眺めて動かない。
貴方の横に座り直し、そっと顔を覗き込む。
「・・・智くん?」
「・・・・・おいら、ずるいんだよ」
「・・・え?」
「さっき、ニノに告白された。
でも、おいら、本当は・・・気づいてた」
「え?・・・そうなの?」
「ニノはずっとそばに居てくれたから。
ずっとずっと隣に居てくれたから、好意を持たれてるのは分かってた。
なのに、その気持ちに応えられないくせに、ずるずる甘えて・・・」
「・・・うん」
「・・・きっといっぱい傷つけて来たんだ。
ニノのこと。松潤もきっと傷つけてたんだね」
貴方の瞳に涙が溢れ、今にもこぼれ落ちそうになる。
「でも、おいら、翔くんが好き。
どうしてもそれだけは・・・譲れなくて」
「え?」
「みんなを傷つけて、ずるいおいらだけ、
翔くんと幸せになってていいのかなって・・・」
貴方は涙をボロボロこぼし、声を殺して泣き出した。
俺は貴方の持ってたコーヒーカップをテーブルにおき、
貴方を抱きしめる。
「・・・どうしよう。俺もずるいな。
今、嬉しくてたまらない!貴方が俺のこと好きだから。
俺を選んでくれたことが嬉しい」
「・・・しょおくん」
「大丈夫。あの2人は。貴方のことが好きだから、
好きすぎるから、貴方の幸せを願ってる。
だから、貴方は幸せにならなくちゃ!
貴方がずっと笑顔でいられるように、俺も頑張るよ。2人のために」
「・・・ん。そうだね」
貴方が俺の背中に手を回し、
ぎゅっと抱きついて来た。
どれぐらい抱き合ってっただろう。
貴方はすっかり泣き止み、落ち着いたのか、
うとうとしだした。
「・・・ところでさ、智くん」
「・・・ん?」
「貴方、約束破ったね」
「え⁈」
貴方の身体がビクっと反応して、俺から離れようとするから、
俺はさらに力を込めて抱き締める。
「・・・飲んだね?お酒の匂いがぷんぷんするんだけど?
どういうことかな?」
「へ?い、いや!・・・ニノが今夜はいいでしょ、って言って
だから、その・・・・・ごめんなさい」
「ニノが悪いの?誰が悪いの?」
「・・・おいらです」
「だよね。これはいかんな!・・・お仕置きだね」
「・・・あい。って、え⁈お仕置きって・・・んんっ」
俺は貴方の唇を強引に奪う。
まだ赤い貴方の瞳にもキスを落とし、
ソファーから抱き上げる。
「うわあ・・ちょ・・・しょおくん?」
「ここじゃ落ち着かないから、あっち行こうか。
・・・今夜は朝まで寝かさないよ?」
「え?ちょ・・・んあっ」
俺の上で暴れる貴方の唇を塞ぎ、
寝室へ向かった。