「もう!今日はあの落書きのせいで、

ひどい目にあったんだよ?分かってるの?」


「ふぇ?・・・」






俺は貴方が仕事が終わるまで待って、

俺の車で家に帰り、

玄関に入るなり、貴方の唇を奪い、

そのままベットへなだれ込んだ。






貴方の身体を存分に味わって、

俺の腕の中で、うとうとまどろみだした、

貴方の頭を撫でながら、貴方に言う。







「特に、ニノの視線が怖かった。ツッコミも強いし・・・」


「ふふ、おいらはニノに愛されてるからね」






「・・・この機会だから、確認しますけど、

貴方、ニノとは何もなかったんだよね・・・?」



「ふぇ?・・・・ん」


「今、間があったよね!何かあったんだね?」


「・・・ふざけて、キスぐらいはあったかも」


「んな!マジで?」






「そういう翔くんはどうなんだよ!

おいらしかいらないとか言いながら、

相葉ちゃんと良い感じだったじゃん!」



「え?なんも無いよ。だってあいつが好きなのは俺じゃ無いもん」


「いつも笑ってて楽しそうだった・・・」


「それは貴方のこと話してたんだよ。

貴方の寝癖が可愛いとか、寝顔がヤバイとか」



「へ?」



「ふふ、もしかして、ずっとヤキモチ焼いてたの?

めっちゃ嬉しいんですけど」



「ば、バカ!そんな訳ないじゃん」







真っ赤な顔してそっぽ向く貴方が可愛すぎて、

思わず覆いかぶさって抱きしめる。






「もう、翔くん重たい!」


「だって、貴方が可愛すぎるんだよ」


「バッカじゃないの!」






「その可愛さに免じて、落書きの件は許してあげる」


「・・・本当?絶対怒らない?実はみんな気づいてないけど、

もう1箇所、落書きしたんだよね・・・」



「は?何、どこよ?」






俺は起き上がり、身体中を見渡す。

貴方も起き上がり、いきなり俺を押し 倒す。






いたずらっ子みたいな顔をして、

何も身につけてない俺の両脚をがばっと広げる。






「え?ちょっと・・・まっ」


「・・・ここ」


「んあっ・・・」






ここって声がしたと思ったら、

貴方が俺の足の付け根に口付ける。

ぺろっと舌をだし、俺の顔を見る貴方。






俺は慌ててベットを離れ、姿見の前で、

貴方の口付けたところを確認する。






紅い跡とともに、

『浮気禁止!』

って文字が読み取れた。






「・・・智くん‼︎貴方・・・(怒)」


「だって、こんなことされても起きない翔くんが悪いんだよ?」


「・・・まあ、確かに・・・じゃねえ‼︎」


「んふふ、消えるまで、悪さ出来ないね?あははは」


「あはははじゃねえ、悪さなんてしないわ!

俺は貴方に夢中なんだよ‼︎」



「んふふ。おいらも」






俺は貴方を強引に押し 倒し、

貴方のぷっくりとした赤い唇に吸い ついた。























おしまい。