仕事柄どこに住もうか、どの土地にしようかと思って悩んでいる方からの相談をよく受けます。

日本人はまだまだ土地に根差して暮らす方が多いですから。とても重要な悩みです。

建て替えならいざ知らず、新しい土地となると、悩みは尽きないですよね。

 

新規分譲地では購入層が一般的には大体似通ってくるので、子供が小さい成長期の家族同士になり隣近所皆似たような年齢でお付き合いは比較的しやすいでしょうし、組合など若い年齢層同士だとあまりめんどくさいことにはなりません。

 

ところが、古い住宅地の中に入っていくとなると話が変わり、組合長に挨拶に行ったり古いご近所付き合いが残っていたり色々めんどくさいことが多いと聞きます。高齢者層の世帯ばかりで近所に子供の友達になれそうな小さい子がいなかったり、町内会の集まりなどで近所に若い世帯が来ない限りいつまでたっても新入り扱いだったりします。もっとも近所付き合いを積極的にしたい人は別ですが、今は夫婦共働きが普通なので、近所付き合いが結構苦痛になったりします。

 

職場へどのように通勤するのかも重要。都市部であれば交通機関をどう使うか。郊外であれば公共交通機関の利便性はどうか?そもそも公共交通機関が利用できるのか。車通勤であれば毎日のことですから自宅への道路が広いのか狭いのか。新しい分譲地などは整備されていることが多いと思いますが、古い住宅地の区画整理されていないような場所だと、毎日車を擦りそうな細い道を曲がらないと家に帰れないなどとなると相当ストレスが溜まってしまいます。

 

また、水道・下水道や電気などのインフラが敷地まで来ているのかなども重要。前にも書きましたが、土地が安くても水道を引いてくるために何百万円もかかったり、電気を引き込むために電柱を自費で立てなければならなかったり。敷地の奥行きが長かったり平屋だったりすると、道路上の電気幹線の高さが確保できず(道路上路面から5m以上)、敷地内に自費で電柱を建てるとなると、それもまたお金がかかります。オール電化だと電気引き込みの幹線が太くなるので長くなると当然垂れ下がるので、柱が必要になります。

 

毎日の買い物も重要。最寄り駅からの帰りにスーパーや銀行などが揃っているかなどなど。

 

最近は地球温暖化の影響なのかもしれませんが毎年豪雨や台風で被害がニュースになりますが、そのような河川の氾濫地形に位置するのかどうか、ハザードマップが自治体で公開されていれば必ず確認しましょう。

 

狭い敷地、広い敷地でそれぞれの注意点などもあるので今後じっくり解説していきたいと思っています。

 

 

 

 

ABEMAプレミアム