栗城史多さん。
今、俺の中で一番アツい日本人だ。
日本人初の単独・無酸素でのエベレスト登頂を目指している。
登頂の課程でツイッターやブログ、動画を積極的にアップして”冒険の共有”も目指している若い登山家だ。
頂上アタックは30日の予定だ。
皆さんも、是非応援お願いします。
ブログはこちらから↓
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今、俺の中で一番アツい日本人だ。
日本人初の単独・無酸素でのエベレスト登頂を目指している。
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あすけ里山ユースホステルの玄関を入ると、まずお出迎えされたのが20cmシュミット・カセグレン望遠鏡。台座が木製でユニークだ。そして後ろの壁には新聞の月と太陽系特集。山奥のこの場所ならさぞ星が良く見えるだろうけど、この日はあいにくの曇り。あわよくばここで天体観測を、なんて考えていたのだが・・・。
衝撃的な光景に出合った。ペアレント(ユースのオーナーはこう呼ばれる)に呼ばれ、夕食の為に食堂に集まる。食堂には浴衣を着た大学生くらいの女子が5~6人いたのである。
普通、ユースに泊まるのは男性か、年配の夫婦が割と多い。若い女性に出会う事はあまりない。
それが5~6人、しかも皆浴衣姿なのである。俺の経験にはない、これはある意味、異常事態なのである。
そもそも、ユースホステルは近年利用者離れが進んでおり、ユースという名前なのに若者の利用者は少ない。20年~30年前には結構利用者が居たようで、そういう方が今も時々利用しているパターンが割と多いような気がする。昔は大部屋に寝袋、禁酒というイメージがあったが、今は設備に力を入れているユースが大分増えてきており、設備的にはペンションと大差ない。その為、慣れているホステラーなら安い金額で宿泊できるのが最大のメリットだ。
また、ユースに泊まる人は大体旅好きだったり、それに関係する趣味を持っていたり、一期一会を大切にしていたりする人が多いので名前も知らないのに結構話が弾んでしまうなんて事も良くある。自分と全然違う環境にいる人と話すと世界の広さを感じるので面白い。まあ、ある意味非日常であり、現実逃避とも言えるかも知れないけど。
だからユースに来たら、同じ宿泊者の存在もとても重要。
一人旅でも、求めるのはハプニングと人との出会い。それが旅を面白くする。
大きな声では言えないが、それが若い女の子だったら尚更betterなんである。
そんな訳だから、凄く嬉しかったのだけど、これは何かあるだろうと一緒に食事をしながら話しかけてみた。
すると、NPO法人に所属していて、これから地域の伝統行事に参加するのだと言う。
この辺りでは昔、夜念仏という盆踊りをしていたらしい。それは神仏や新仏に対して捧げる踊りで、踊り方も所謂”盆踊り”ではなく、独特の振り付けで、国指定重要無形民俗文化財にも指定されている由緒正しい踊りなのだそうだ。学生と社会人が入り混じっていて、いずれも学生の時に参加して地元の人の温かさに触れ、こういう活動をするようになったという。
若い女性と民俗文化財の盆踊りという組み合わせは・・・さすがに想像していなかった。まさにハプニングである。
けれど彼女達は全く動じることもなく、当然の様に夜念仏に出掛けて行った。
3時間後、わいわいとはしゃぎながら帰って来た彼女達。まるで嵐のライブにでも行っていたかの様に、あの人の踊りかっこよかったね!!あんな動き絶対出来ない!と盛り上がっていた。
彼女達に若さを感じると共に、純粋な感性って素敵だなと思った。
俺は予定だった「たんころりん」という町のライトアップに出掛けて、それは風情があり、面白かったけど、もっともっと純粋な感性に任せて夜念仏に行ったらもっともっと楽しい事が起きたかもしれない・・・と少しばかり思ってしまった。
足助の香嵐渓には、川沿いの開けた場所を利用して足助屋敷という観光スポットがある。
そこは、茅葺屋根や土蔵が立ち並ぶ日本ならではの手工芸の実演、販売、体験施設である。
最近では山間部の道の駅などに地場産業の体験コーナーがあったりするのだけど、ここのコンセプトは
「ここは 民芸でも伝統工芸でもない
自分の生活に必要なものは自分でつくる
健 かな山の生活が甦っただけなのだ
土から離れ
手足を使わなくなった現代生活が
慈しみを忘れ いかに貧しいものか
考えてみたいものだ」
であり、その名に恥じぬくらい、体験コーナーはわら細工、竹細工、竹編み、機織り、染色、紙すき、五平餅作りと非常に豊富で、さらに実演となると体験コーナーの種類に加えて桶作り、傘作り、炭焼き、鍛冶がほぼ毎日行われている。
決して広くはないのだが、これを全て観て体験しようとしたら、1日では到底足りない位のボリュームなのだ。
さながら日本の手工芸の技のデパートである。
鍛冶は実際に打っているのを観たのは初めてだったが、窯の熱さと炭の埃っぽさが酷くこんな中で黙々と仕事をする職人に男らしさと清々しさを感じた。
紙すきでは、奥の体験スペースに外国人の女学生らしい子達が3人居て、異国の文化を楽しんでいる様子だった。もう少し間近で見てみたかったが今回は時間が無かった為、体験は泣く泣く中止とした。
機械で作るのは速いけど、そこを敢えて人の技で作るとモノの価値が変わる。それは作る側も使う側も互いを認識するからだ。「土から離れ・・」と正面切って言われると、時代錯誤だと思ってしまうかも知れないけど、結局それは人と地球を護る事に繋がる、最先端の(そして、最も普遍的な)「慈しみ」のある思想なのだということだろう。
奥の薫風亭という喫茶店で豆乳アイスを食し、渓谷の流れをテラスで見ながら、これらの工芸がいずれも衰退の危機にあるのがとても残念だと思った。
続く