CLOUDNOTE-雲の旋律-

イロイロと少し立て込んできた今日この頃、なかなか夜空をじっくり見る機会が無かったのだが、久し振りに素晴らしい星空に巡り合えた。

そもそも静岡の宵のうちの晴天率はかなり悪いので、期待と不安半々だったのだが、高原に到着してみると、快晴。
月明かりも無く、綺麗な天の川と夏の大三角、南に横たわるさそり座と、季節はダイナミックな夏の夜空へと変貌をとげていた。フォトはちょうど天頂付近で、対角線上に天の川が流れている。

スペースシャトルが現役を退き、次の宇宙機を作り出せないでいるNASA。日本も東日本大震災によって否応無く宇宙関連の予算も削減されてしまうだろう。
天文学は観測技術によって宇宙の果てまで見渡そうとしている。今や一般の俺達も390光年先のアルビレオという美しい二重星や1500光年先のオリオン大星雲という華やかな星雲を見る事が出来る。それにもかかわらず、人類は未だ地球から38万kmまでしか行けていない。
自然エネルギー利用とは言い換えれば宇宙エネルギー利用に他ならない。宇宙開発を推し進めて少しでも効率良く身近な恒星である太陽のエネルギーを取り入れられないものだろうか。
せめて、軌道宇宙港や宇宙エレベータなどの建設を行い、一般人も青い地球や大気の無い本当の星空を見れる・・・そんな時代が来てくれる事を願いたい。

願いは通じるはず。だってこの日は特別に流星が多く、火球が落ちたり、望遠鏡の視野内にも流れた(初めての体験だった)位だから。

だからついでに・・・自分の人生も少しでも良い方向に変わってくれる事を願ってみたのだ。


CLOUDNOTE-雲の旋律-