
前日からの雨で、路面は完全に濡れていた。
そもそも梅雨前線と台風2号の接近という、史上最悪な組み合わせの天気で
予報は日を追うごとに悪くなっていた。今年の軽井沢ミーティングは(も?)そんな感じで始まった。
軽井沢ミーティングとは何か。
1989年、マツダの特別チャンネルであるユーノスから一台のスポーツカーがリリースされた。それがユーノスロードスターである。
ユーノスロードスターは人馬一体の乗り味と老若男女を問わないスタイリングで爆発的な人気を博し、現在でもマツダロードスターとしてオープンカー単一車種の販売数ではギネス登録されている。
そんなロードスターのオーナーが年に一度軽井沢プリンスホテルスキー場駐車場に集まり、専門ショップやディーラーの開発者などと一緒に楽しむお祭りの様な物が『軽井沢ミーティング』なのである。
しかしなんと全国各地から集まるそのロードスターの数は1000台。
いかに自動車大国の日本と言えど、単一車種でこれだけ集まるのは他にはあるまい。ロードスターオーナーとしてこんな面白いイベントに参加しない手はないのである。
というわけで、俺も静岡のロードスターオーナーと毎年参加しているのである。
しかしココ3回くらいは毎年天候が悪く、そろそろ天気の良い軽井沢になってほしかったのだが・・・。
前日は静岡のオーナーと編隊を組んでドライブがてら軽井沢へ向かう。
しかし、それでも雨と予報された前日は、ほとんど降られずに済んだ。
途中、清里でとんかつ屋『二葉』にて美味なるとんかつを食し、清泉寮でソフトクリームを食すと、次第に霧が立ち込め始めたがさらに北の佐久の方へ走りだすと段々空は明るくなって来て、晴れ間さえ見え始めた。

さすがに今年はオープンに出来ないか・・・と思っていたが、そこからしばらくの間はオープン走行出来た。
”ピンポイント晴れ男”の面目躍如である。せっかくオープンカーのミーティングに行くのだから一度でもオープンに出来るかどうかというのは気持ち的に大分違うのである。
軽井沢に入るとさすがに天候が悪くなり、ぽつぽつと降り始めた。
今回は『旧三笠ホテル』を観光してから宿へ。旧軽銀座を走るロードスターの隊列に振り向く人々の視線なんかも感じつつ。

ホテルバーモラル軽井沢に到着。
新緑の色が雨に濡れて一層艶やかに感じる。旧三笠ホテルの森林もそうだったが、雨が降っても軽井沢の雰囲気はやはり素敵であることに変わりはない。

そして、ここでの夕食はコース料理。
ワインと共に美味なる一品一品に舌鼓を打つ。


そして、恒例になった部屋で軽く飲みつつ、翌日へ備える・・・。