
EOS 7D + EF-S 15-85mm IS USM
かほり高いワインは如何ですか?星巡りの一時と共に・・・。
実は最近、とあるきっかけで自然写真家の牛山俊男さんという方とお知り合いになった。山梨の韮崎に住んでいる方で、星の写真をメインに撮り、雑誌やテレビ取材、映像ライブなどで活躍されている方である。
つい先日にはスーパームーンという月が最接近した時の満月が山頂から昇り始めた写真が月刊天文ガイドの表紙に載った。月刊天文ガイドという雑誌は天文系雑誌ではアマチュア以上向けのスタンダードな名雑誌である。そんな雑誌に載るのだから、実力は折り紙つきだ。一眼レフを購入し半年でそんなプロの方とお知り合いになれるなんて思わなかったが、嬉しい限りである。
その牛山さんが、月一度、香ほり屋というワインバーでスライドトークショーを行っているという事で、近くにビジネスホテルを取り参加してきた。
今回は夜桜と星空、月と深宇宙の銀河がテーマだった。
夜桜は色々な桜を見せてもらったが、山梨の桜と言えば、実相寺の山高神代桜(樹齢2000年)がかなり有名だ。牛山さんも神代桜と星の写真をかなり撮っていて、写真に力が入っていた。その桜と星空の競演は、つまり樹齢2000年と数万光年先の光になるわけで、恐ろしく永い時を感じながらも、今その景色を見る事が出来る事の素晴らしさを感じた。
夜に花なんて撮れない・・と思う方も多いと思うけれど、夜の暗い桜でも、ある程度シャッターを開けていると月明かりや街の光のおかげで色が付いてくるのだ。暗いシルエットにピンクがかった紫色の花は雰囲気があって良かった。
銀河も沢山みれて良かったけど、夜桜と星というテーマは宇宙を身近に感じられ、さらに良かった。
ワインを飲みながら、自然と星の世界に浸る、実に贅沢な夜だった。