今日の夕刊。
本当に、本当に残念でならない。まさかこんな記事を見る事になろうとは、思いもしなかった。
いや、思いたくなかった。
しかし、JAXAに寄せられた労い、激励のメールは相当な数になった様で、それらをみていると
次第に涙腺が緩くなっている自分がいた。
勘違いも甚だしい。自分は何も関わっていないのに、なぜこんなに揺さぶられたのだろうか?
激励のメールを見ていると、多分ににわか天文ファンが多いのかなと思われた。
それはやはり、「はやぶさ」の影響だと思われる。
奇跡の大成功を成し遂げた「はやぶさ」。その実績が国民の無関心と無知による誹謗中傷から、
「あかつき」を救ったのだ。
一体、「はやぶさ」の存在なくして「あかつき」への失敗に対するこれほどの好意的評価を得られたのだろうか?
「はやぶさ」兄さんはまさに塵になっても弟達を護ったのである。
そして、これを機に日本人にとって、宇宙開発はアングラな世界からメジャーなフィールドへ完全移行したの
ではなかろうかと勝手に思っている。
高度経済成長期。日本人は”希望”が見えていたからこそあれだけ急成長出来たのだと思う。
今、その”希望”は地上では飽和状態の様に見える。
誰も傷付けず、自分達の技術力を高め、そこで得たソースを諸外国へ輸出する。
新たな”希望”は宇宙にこそ存在すると思わないだろうか。
これからは宇宙・天文の時代になっていくに違いない。
朝刊と夕刊双方とも一面記事として取り扱われたという事実。
つまり国民の多くが探査機の進路に一喜一憂することが出来る様になって来たのだから。