数時間前まで、快晴の天気だったとは思えないほどのマイナスイオンたっぷりな情景が広がる茶臼山高原。
さすが、山の天気だ。ある意味、予報通りとも言える。
この高原は、スキーで有名なのだそうだ。そういえば、”茶臼山高原スキー場”って、聞いた事があるような。
けれども、こんなに霧がかかっていたら、高原の全体なんてサッパリ分からない。天気が良ければ、眺めの良いランドスケープ、鮮やかな緑の丘、走り回る子供達・・・そんな光景が見れたのかも知れないが、こんな天気の時に来る天邪鬼な観光客もおらず、ハッキリ言ってちょっと道の良い峠道以上の印象を持てなかった。
本当なら、真夏だからちょっとした避暑にもなるかな・・と思っていたのだが、霧が濃く避暑どころではなかった。
さて、昼食を摂り、宿のある足助へと出発。
道中もやはり信号が少なく、快適、快速。
1時間足らずで足助へと到着した。
足助とは、香嵐渓という景勝地で有名な宿場町である。
香嵐渓にはモミジが大層植えられており、秋には名古屋からの遠すぎないアクセス性もあって、紅葉を観る観光客でごった返してしまう所だ。だから俺も紅葉の時に一度行きたいと思っているが、今回は混雑を避けるため、敢えてピークを外したのである。
チェックインまでまだ時間がある為、時期外れの香嵐渓に寄ったが、紅葉が素晴らしいと言われるモミジは真緑の時点でもやはり形も色も良く、素性の良さというか、健康そのもの!という瑞々しさが感じられた。土が良いのか、栄養とかしっかり管理されているのだろうか・・・。
続く