先日、千葉県立現代産業科学館に行ってきた。
そこのプラネでスーパーメガスターⅡの上映を期間限定で行っており、しかも2日間だけ開発者の大平氏が生解説+物販サイン会をされるというのでこれは行かねば!と楽しみにしていたのである。(その割には更新が遅くなり申し訳ないが・・)
メガスターとはギネスブックにおいて「最も先進的なプラネタリウム」として認定されており、天の川も星の粒として描画されるので星空に圧倒的な奥行き感が感じられる。もちろん、肉眼ではぼやっとしているが双眼鏡で覗けば天の川の正体が分かる。また、星が点として映し出されるのもリアルに感じる一つの魅力だ。
スーパーメガスターⅡとはギネスに載った時のメガスターⅡから更にパワーアップしており、2200万もの星を映し出す。メガスターⅡでは500万だったので実に4倍以上。メガスターⅡでも宇宙旅行気分が味わえたのだから、それ以上になるというのがどれほど凄いか、説明するのも難しい。
そんなプラネを小学生の頃から設計図を描き、完全個人でメガスターⅡまで造り上げてしまったのが大平氏である。この夢を現実にする行動力と技術者魂に俺は惚れ込んでしまったという訳である。
そんな氏の生解説なのだから、さぞや観客も集まっているだろうと思いきや、そうでもなくてびっくり。プラネの業界はまだまだアングラなのかと思い知った。
けれど、今プラネメーカーの各社が高性能なプラネを販売しているし、科学館も各地で新しいプラネをリニューアルで入れているのでこれからきっと注目されていくだろう。
実際の投影では、圧倒的な星空も去ることながら、大平氏の解説が素晴らしかった。
さすが、小学生の頃から通い詰めているだけあって、ペガススの後ろ足で踏みつけられたアンドロメダ姫、とか織姫と彦星に割って入る白鳥の夏の大三角関係、とか、ジョーク混じりの星座解説に笑った、笑った。
2200万の星空すら笑いの舞台に変える・・まさにその道のプロも顔負けの意外な一面だった。
終わった後は物販サイン会にて握手してもらい、実はメガスターⅡを観た事が今の天文への興味の復活や、天体観測の趣味へと繋がった事になったという事をお話させてもらった。
行列になっていたのでゆっくり話す時間はなかったので、どれだけ伝わったか分からないけど、大平氏本人に会えて自分の想いを言えた事は本当にうれしかった。人に会うのにドキドキするのはいつもだが、期待感での緊張は本当に良い感覚で、久しぶりの刺激だった。
続く