秋の風吹くこの路に
蝉の声が響くのは
独りで嘆く叫びかな

愛しいあの子を探しても
あの子はすでに夢の中

熱い日差しを知らぬまま
そっと私は死ぬのでしょう
人は清潔を好む

何が清潔かも分からぬまま

他の人のものは不潔
自分のものは清潔?

他の生物は不潔
自分は清潔?

自然のものは不潔
加工したものは清潔?

大地と共に
海と共にあるものは
不潔

全てを洗い流そうとする

ならば所詮
あなたも不潔