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優しい言葉でビジネス書をご紹介します

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内容:ブックレビュー
書名:海賊とよばれた男
著者:百田尚樹
出版:講談社文庫
発行日:2014年7月15日 初版発行

銀行の信頼を得るには

国岡商会は、主人公、国岡鐵造が一代で築いた石油会社です。国岡商会は銀行から絶大な信頼を得ています。
国岡商会は、何度も銀行から巨額の融資を受けています。そのおかげで危機を脱し、ピンチをチャンスに、そしてさらなる発展へと変えています。



例えば、石油タンクの購入のために資金が必要になった時、国岡商店はそれまでにすでに2000万円の借金をしていましたが、東京銀行から4000万円もの融資を受けています。



東京銀行の大江常務が融資を承諾した理由は、上巻で書かれていた、旧海軍の石油タンクから底にたまった石油を浚う、という作業を見学していたからでした。そこで働く国岡商会の凛々しい社員たちの姿に日本の未来を感じ、国岡商会を助けたいという思いがあったようです。



アメリカの石油を輸入するために、バンク・オブ・アメリカから4000万ドル(約20億円)の融資を受けた時も、国岡商店の資本金は2億円ほどでした。つまり、資本金の10倍もの融資を受けているのです。



バンク・オブ・アメリカが融資をした理由は、資本金の額ではなく、国岡商会の詳細な調査の結果、合理的な経営に対して融資を承諾したのでした。



その後、国岡商会は敗戦国の一企業でありながら、戦後第2位の海軍力を誇る大英帝国(イギリス)を相手に日章丸事件を起こし、イギリスと敵対するイラクから石油を日本に運びます。



その勇気と行動力が、世界中に知れ渡り、「製油所を作りたい。」とバンク・オブ・アメリカに融資を依頼した際には、国岡商店の資本金2億円に対して1000万ドル(約36億円)という、資本金の18倍もの融資を受けています。



つまり、お天道様は見てる、ということですね

「泥臭いこと、しんどいこと、他の人が無理だと思うこと、それに果敢にチャレンジし、やりぬくと、圧倒的な信頼を得る」、ということでしょう。みんなミラクルを起こす人を応援したいのでしょうね。
世間から「この人(この会社)だったらひょっとしてやってしまうかも。」とわくわくするような目で見られるようになれば、人も企業も信頼されるようになります。そのためには志を持ち、自分の利益を顧みず、一つのことをやり通すことが大事なのですね。



一人、石油メジャーや大英帝国に向かっていった男の生きざまはとても痛快です。現代に生きたサムライの生き様に興味のある方は、是非、ご一読ください。



注:銀行の融資の基準は必ずしも資本金ではありません。こちらのサイトを参考にしてください。



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