前回のブログでは、アップルやグーグルが、5年後ぐらいにどんなサービスを提供していこうとしているのかをお伝えしました。
家の中の家電をクラウドに登録(アップルならiCloud)し、携帯端末で一元管理できるようにしていこう、という内容でしたね。
アップルやグーグルが産業を独占する日
私たちの暮らしが、アップルやグーグルの提供してくれるサービスによって、便利になるのは歓迎です。
でも、私達が、「便利だ」と感じるということは、それに慣れていくと、
「それがないと不便だ」と感じるようになる、ということですよね。
こんな例を出すと、分かりやすいでしょう。
会社で使っているパソコン、ウィンドウズパソコンが多いですよね。
その理由って、Microsoft Office が入っているからですね。
別に自分がウィンドウズが好きでなくても、他の会社と連絡を取る時、書類をやりとりする時、Office が入っていないパソコンだと「不便だ」と感じるのですよね。
同じことを、あなたが家電や自動車を選ぶときにも感じるようになります。
「クラウドで管理できない家電は、不便だから使わない」
「クラウドでキーロックの状態や、ガソリン残量を確認できない車は不安だから選ばない」
こうして、ほとんどの産業が、アップルやグーグルが求める仕様に添って、商品を開発するようになります。
ユーザーの嗜好をデーターとして把握できるアップルやグーグルは、メーカーの商品開発にも発言するようになるでしょうね。
ちなみに、2015年2月の時点で、
アップルの時価総額は約91兆円
グーグルの時価総額は約44兆円
それに対し、日本の家電メーカーは
パナソニックの時価総額は約3.55兆円
ソニーの時価総額は約3.65兆円
だそうです。その気になれば、アップルやグーグルは日本の家電メーカーぐらいなら買収することもできるし、家電を開発する新たな会社を作ることも造作も無いことです。
なぜ、日本の家電メーカーはうまくいかないのか
日本の家電メーカーがうまくいかない理由は、一言で言うならば、「技術が高すぎるから」ということでしょう。
例えば、シャープはIGZOという高性能液晶パネルを作る、高い技術を持っています。
iPhoneやiPadに使われるか、というニュースは何度も出ているのですが、なかなか採用されません。
その理由は、シャープにしか作れない液晶パネルであるため、供給が間に合わない可能性を、毎回、心配されるからです。
もう、性能、品質が良ければ売れる、という時代ではなくなってきています。
日本の家電メーカーは、その高い技術力だけを誇っていては、時代に取り残されてしまいます。
お客さんが望んでいるサービスは何か?
そのサービスを提供するために、どんなビジネスモデルを商品とセットで提供すればよいのか?
メーカーはビジネスモデルを考えることが重要になってきています。
アップルならばお客さんに携帯電話を売っているだけでなく、iCloudやiTunes、アプリストアなど、他の事業者も巻き込んで、サービスを提供していますね。
日本の家電メーカーには、商品を売るその先に、自社だけでなく他の事業者も巻き込んで、
お客さんの生活を豊かにできる新しい市場を作り出すことが求められています。
ビジネスモデルを作ることが出来なければ、日本の家電メーカーは残念ながら、アップルやグーグルの下請け企業の立場に甘んじるようになってしまうでしょう。
すみません、暗ーいお話になってしまいました。
でも、翻って考えてみれば、ネットビジネスを目指す方には、 「自分はお客さんの生活を、どうやって豊かにしてあげることができるだろう」 というビジネスモデルを考えるきっかけとなるのではないかと思うのです。
- アップル、グーグルが神になる日 ハードウェアはなぜゴミなのか? (光文社新書)/光文社

- ¥799
- Amazon.co.jp よろしかったらクリックをお願いします。
小説(読書感想) ブログランキングへ

ブログを紹介し合って人気ブロガーになれる 【アメクリップ】