世間ではWBCで野球もボクシングも盛り上がってる気がする~
朝7時半にチャンネルをつけるとまだWBC第2ラウンドのキューバ戦をやっていた。結果は6-0の勝利。松坂はなんだかんだ言ってもすごい。スタッフ陣のミスで登板間隔がずれたらしいが、勝って彼らを救ったな。
今日の日経記事より
分からなかった点だが、3面、日銀が市場への資金供給を増やすために国債買入を増やすという。日銀は月だいたい1兆4千億円くらい長期国債を購入しているんだと。これを1千億から2千億増やすと。政府が慢性的歳入不足あるいは景気対策資金として国債を発行するのに対し、これを日銀が買い入れたらどうなるのか?なんだか不思議な感じがする。
日銀は貨幣をいくらでも刷れるわけだから、結局は日銀が刷った紙幣が政府の懐に入り、その金が歳出として使われるということなのかな。こんなことしていて大丈夫なのか?
まあ、国際的に見て円高である以上は、いくら刷ってもとりあえず円の下落とのバランスがとれるのか。記事には、国債の増発で金利が上昇するのに対し、日銀買入は金利上昇を抑える効果があると。まあ結局は一人芝居なのだから、これでプラスマイナスゼロになるといわれても・・・。日銀の独立は建前になっているが、事実はどうなんだろうかな、というのも今回の記事からの印象かな。
話は変わって、5面。
ケインズの主著「雇用、利子および貨幣の一般理論」より、
「分別ある社会が場当たり的でしばしば浪費的でさえあるこのような緩和策に甘んじて依存し続ける理由はない」これは、公共投資に代表される政府支出のあり方について指摘したものだが、いかにもそうだ。
日本の問題点は・・・
我々日本の将来がどこに向かおうとしているのか、政治が示せていないことに尽きると思う。場当たり的に族議員の利益誘導で税金が使われ続けている。もう八方美人的なカネの使い方をするのではなく、今こそ日本の未来図を明確に示し、その道程として、毎年毎年このようにカネを使いましょう、と政治家は国民に示すべきではないか。短期ではなく長期を含めた未来図を示しあって、正々堂々と選挙を戦ってほしい。それは、年金や医療、教育、少子化対策、国防といった、全ての点に置いていえると思う。我々国民も、一人一人が、どんな未来を望むのか、考えるべき時がきている。