最近、390円という破格の値段で売ったり、買ったあとに買った人がお金を払うようなシステムで有名になった実験思考を読んでみた。
本の中で著者のいろいろな実体験が書いてあり、それを見た正直な感想が「普通の人はこんなことしないだろう」というものだった。
逆に言えば、そういう人だからこそここまで本が有名になったのだと思う。
新しいことをやるということにはリスクが伴い、また失敗したらどうしようということを考えてしまいがちだが、新しいことをやって完全にうまくいくということはほとんどない。
大事なのは、やってみてその結果がどうであるかということである。
新しく、誰もやっていないことは、仮に失敗したとしても前例がなければそれが価値になる。
私も前職で大手企業や官公庁の人と仕事をすることがあったが、大きな組織にいる人ほど実験を好まず、前例があり結果がわかっているようなことをしたがる傾向がある。
私はそういう考え方が面白くないと思い、また、こういう仕事をしていては自分の代わりはいくらでもいるんだろうと思っていた。
理系出身だった私は、今までやったノウハウよりも理論的に正しい方をと思い、いろいろ工夫をしようと思っていたが、実力不足であまりその方針を変えることはできていなかった。
いきなり真新しいことを探して、実験するのは難しいと思うので、まず今の世の中で不便だと思うことを見つけ、それがどうなったら便利になるかというのを考えて訓練をしていきたいと思う。
今の日本の職業の半分はAI・ロボットで代替可能であると言われている。
それは、実験をしない職業が増えているということである。
逆に考えれば、常に実験をしていくことで代替不可能となり、その人自身が唯一無二の存在になり、必然的に求められ、お金も集まってくるようになる。
仕事において自分の代わりがきいて、自分じゃなくてもいいと思ったときには、この本を読んで、実験の後押しをしてもらうといいと思う