皆様こんにちは。
6月も終盤に差し掛かりましたが
まだまだ、雨模様ですね。
さて、こちらは鹿児島市下福元町にて薪ストーブユーザー様
の薪ストーブメンテナンスの様子です。
設置した業者が連絡取れないとのこで、
年度末よりご相談があり、急ぎのメンテナンス・
修理のご依頼でしたが、年末という事もあり
部材調達に時間が掛かってしまった為
年明け早々のメンテナンスでした。
機種は、モルソー社「3440CB」!
小型のわりにガラス面が広くシンプルで
スマート。何よりサイドプレートにあしらって
ある「リスとオーク葉のレリーフ」がチャームポイント。
前置きが長くなってしまいましたが、ご依頼内容は
「ガラスの割れによる交換」と「メンテナンス&指導」
まずは、チェック!
ガラスも割れを確認・・・曇りもあります。
これは、燃やし方などもありますが、
薪の状態(乾燥度合い)が一番の原因。
本体内部は「使用頻度が少なかった為、細かい掃除はして
いない、また湿気を吸うから・・・」とのことでしたが、
場合によっては残った灰が湿気を変に
吸い込み錆を引き起こす事もあります。
灰は無くともそもそも薪ストーブは完全密封では
無い為、薪を燃やしていなくとも気温の差で
ドラフト(上昇気流)していますのでちゃんと換気
されています。と、いうことでシーズンOFF時は
掃除をしましょう!
どうしても、気になる方は市販の湿気取りを入れて
おくとGOODです!
屋根上にも登ってチェックします!
雨仕舞いカラーのコーキングが切れています。
屋根裏が気になりますね・・・・
随分と前から雨漏りと結露していた状態を
確認できました。
これは、シールの劣化によりそこから
雨水の侵入・屋根裏に湿気が異常にこもり
結露を引き起こしたのでしょう。
通常は雨仕舞いカラーの内部に巻き込ませ、
さらにフラッシングと煙突の取合いの所にも
シール処理をします。
雨仕舞いは一番気を使う所でもある為何重にも
処理を施しますが、一次処理のみだとこの様に
なる確率が高くなる為注意が必要です。
また、上記のシールの仕方はちゃんと正しいやり方
がある為、安易にシールはしない様にしてくださいね!
でないと、今度は原因特定が困難な
単純結露で大変です。
一通り確認をした所、上記以外にも沢山の問題点が
ありました。
中でも一番ビックリしたのがこれ。
↓ ↓
スライド煙突の遊び部分までガッチリ
入り。さらにストーブカップリング(口元)
周りにはセメントでガッチリ・・・・
まるで、煙突掃除はしてはいけません的な
ほどで、「あぁ、またか・・・」と、
とても残念でした。
鹿児島もここ7~8年で随分と薪ストーブ(ペレット
ストーブはここ3~4年?)が普及し、
とても嬉しく思っていますが、単に販売・
設置でこういった、ただ煙突が付いている
だけの物件が非常に多いです。
ただ、販売や設置をする物売りでは無く
技術屋として活動して行きたいものです。
煙突掃除は、薪ストーブを使用する上で
とても重要です。
煙突掃除をしない。煙突掃除が出来ない。
ということは、例えるなら飛行機のエンジン
をノーメンテで飛行するようなもの。
とっても危険なんですね。
参考URL
いよいよ手直し工事に入って行きます。
屋根葺きはコロニアルの上からリフォーム時に
ガルバ葺(二重葺き)にしてあるとのこと。
煙突にコロニアルが
接触していて邪魔になるので一先ず荒カットして
作業できる様にし、ルーフサポートのボルトを
緩めて煙突調整をします。
もちろん先に煙突下部に当て木とジャッキで固定し
します。
幸か不幸か煙突をルーフサポートに
固定するビスも無かったので
ジャッキアップはスムーズ・・・汗
やっとの思いで外した煙突。
煙突の外れた薪ストーブ本体の口元ですが
何やら板金?が出てきました。
なるほど、先にスライドアダプターを確認
した時にカットした形跡があったのは
ここに、使った模様。
恐らく、口元に合わなかった為
煙突部材の切れ端を詰めてキツく入る様に
し、さらにセメントで埋め立てたと思われます。
そもそもこの機種は、専用の口元異型アダプターが
あります。
ビス止めしていなかったので、ズリ落ちた?
とも思いましたが、全くその様な形跡は
ありませんでした。
恐らく、煙突を組む時に下から積み上げた
ものと思われます。
煙突もバラし終え、本体の清掃・点検を
先に行います。
クラック等も無く綺麗でしたので、一通り
作業を進めます。
まずは、煙突手直しです。
高さの取合いを決め、煙突をサポートに固定
します。
天井も下地が弱く垂れ下がっていたので、
しっかり補強!
つづいて、薪ストーブ本体も
手を入れていきます。
ボルト等で、焼きが入る様な所は取り外した
ついでに、焼き付き防止のグリスを塗り込みます。
この作業は、新品時にしておくとボルト/ナットを
外す際に固着=ボルトの折れを防止できます。
セメントで汚かったカップリングも
磨いて塗装!
ピカピカです。
ドアもガラスを外してガラスガスケット交換。
ドアガスケットは、剥がれていたもののまだ
使える状態でかつすぐに火を入れたい
とのことだったので、ボンドで修復です。
もちろん、塗装もしっかりして
からの上記交換です。
養生をしっかりして、本体の塗装。
ここは、なんだかんだで一番気を
使いますね(汗)
そして、ピカピカです。
ポリッシュ等で、磨きあげも良いの
ですが、やっぱり塗装が綺麗。
注意:部屋の中での塗装は換気をしっかり
としてください。
あとは、新しく新調したジョイント煙突
と本体を組上げていきます。
左から、アダプタ・直煙筒・・・・
そして、異型アダプターです!!
問題無くスッキリと綺麗に収まっております。
これで、今後メンテナンスの際煙突が簡単に
外せる様になりました!
本体もピカピカで新品同様。
煙突内・外部も
この通り、コーキングも打ち直し
綺麗になりました。
この記事を書いている、現在も
他の似た様な物件の手直しをしております。
まだまだ、こういった物件が沢山
出てきそうでドキドキしておりますが、
ご不安やご相談など御座いましたら
是非、ご相談頂きたいと思っております。
CLOUD PIPEPIPE
A FIREWOODSTOVE AND MAINTENANCE
鹿児島薪ストーブ専門店 クラウドパイプ
Mail:cloudpipe.factory@gmail.com
http://cloudpipe.wix.com/cloud-pipe



























