『月 -moon- 』

 

私は月のような存在・・・。

月は太陽が無ければ

光輝けないように

 

私にも太陽のような存在が

いなければ光輝けず

淡い光で貴方だけを照らし

続けられない・・・。

 

でももし太陽のような人が

現れたとしても

もうその気持ちには

応えられない

 

私の躯と心は既に新月の闇に

囚われてしまい

 

温もりや心に触れない存在へと

堕ちてしまったのだ。

 

 

 

 

「ごめんなさい」

気持ちに応える事が

出来なくて・・・。

 

「ごめんなさい」

貴方を淡い光で

照らせなくて・・・。

 

「ごめんなさい」

こんな姿に

為り果ててしまって・・・。

 

 

 

 

「ありがとう」

好きになってくれて・・・。

 

「ありがとう」

こんな私に生きる意味を

与えようとしてくれて・・・。

 

 

 

 

「ごめんなさい」


「ごめんなさい」


「ごめんなさい」

 


そして

 


「ありがとう」・・・。