ひとりでバンドやろうぜ外伝

 頻出ギタースケール全種音程一覧表

大人の自由研究


さてコードの次はスケールの一覧表です。手元の参考書を数冊調べたら35種類あり、その全てを関連付けることができました。



あくまで恐らくですが、スケールの発展経緯は下記のように推測できます。もちろん事実は違うかもしれませんが、オレとしてはこう考えると納得できました。


・まず半音12音階のクロマチックスケール(表31)が決まった

・ここから、調性を持たないシンメトリック系スケール(表32-35)と、長音階を持つメジャースケール(表1)が生まれた

・メジャースケールの開始音をひとつずつずらし、チャーチモード(表2-7)が生まれた

・そのうちのマイナースケール(表6)が短音階の基本スケールとなった

・ところがマイナースケールの最後はBb→Cという全音階のため、終止感が乏しいという弱点があった

・そこで弱点を補うべく最後を半音階のB→Cとしたメロディックマイナー(表14)と、ハーモニックマイナー(表21)が生まれた

・もちろんそれぞれのマイナースケールで、開始音をひとつずつずらしたチャーチモードが生まれた(表15-20、表22-27)

・上記とは別に、メジャースケールから特定の音を抜く、加える、半音上下させるなどして別のスケールが生まれた(表8-13)

・メロディックマイナーにそれは見当たらなかったが、ハーモニックマイナーにも同様のスケールが生まれた(表28-30)


今後知らないスケール名が出てきたらほぼ必ずこの中のどれかですので、何から派生したスケールなのかをまず知ることができます。


それが分かったら今度は重要なスケールを選別します。


1メジャー

6マイナー

8メジャーペンタ

10マイナーペンタ+b5


14メロディックマイナー

20オルタード


21ハーモニックマイナー

25ハーモニックマイナーP5↓


独断ではありますが、この辺りはアドリブを弾く上で大変重要となってくることでしょう。


それにしても音楽の歴史というか人間の知恵って、本当に積み重なってできてるんですね。それが分かってスッキリしました。


ー終ー