明日は引っ越しです。
家が決まりました。
昨日の夜はすごく怖かったです。
アラビア語の授業を録音したのを聞き直していたら、イスマイール先生とぼくのおとこ二人きりなのに女性の声でサーミーと呼びかける声が入っていました。
その日はイスマイール先生に、いま亡くなった奥さんのことを思い出していたんだよって話してもらったとき。少し前に先生が休みになって、親戚のひとが亡くなったんだって聞いたような気がしたしそう思ってた。奥さんだなんて知らなかった。授業では知らずにボケまくってた。ほんとは必死に回答してたんだけど。いつも笑ってくれてたからびっくりした。
彼女は、すごくやさしくて、きれいで、大学の先生をしていたんだよ。
とても大きなイスマイール先生がいつもより少しちいさくとてもさびしそうに見えた。
先生がなにかささやいてる。んっ?
はじめ彼女と話をしてたんだよって聞こえて
そうなのかぁってスルーして
先生がなんかまた言ってる、そしたら、彼女のためにポエムを作ってたんだよって
彼女と話ができるの?
ポエムだよ、俳句の長いのだよ
先生、俳句も知ってんだぁ
そういえば、あの日あとから、ぼくにいつも通り調子どうって聞いてくれて、次にぼくのこどもの調子はどう?って聞いてくれるようになった。子どもの単語をいつも忘れて、うーん、なんだったかなってのが朝のやりとりで。そしたらこどもだよって。そうだ、ぼくにはこどもはいません。先生の子供をちょうだいって言ってたりしてた。あれから毎日。アウラーダック。あなたのこどもたち。変化を見逃していた。
どうして結婚しないんだ?うーぅ、お金ないねん。
これで笑ってくれる、文化的な違いもあるのかもしれない、結婚のためにお金がかかることが多いんじゃないかなと感じています。
これに、仕事ないねんをつけたら、なかなかいい感じ。
ときどきしんみりなるけど、おれもやねんって笑ってくれたそのあと。
日本じゃお金なくても結婚できる、スーダンでもできるのかどうか知らないから。
わらいでそれもこえていけたらな。
昨日の夜は、怖くない、怖くないと言い聞かせて、パシャ先生の授業を聞き直した。
今日でアラビア語の授業は最後でした。最後はパシャ先生です。最後までだめだししてくれたパシャ先生。アラビア語教室の名誉のためにも少し覚えよう。
自分のために。笑顔のために。
覚えよう。
じつはもう一回、イスマイール先生の授業が土曜日にあります。先生が休まれたときの分です。
それまでにアラビア語で驚かせたい。