久しぶりに映画の話。
若かりし頃のアンソニーホプキンスです。
アンソニーホプキンスといえば羊たちの沈黙が有名ですが、これも素晴らしいです。
腹話術師の話なんですが、アンソニーホプキンスが本当に腹話術をしていると知って驚きました。
相当訓練したそうですが、できるもんなんですね…
ジャンルはサイコホラーかな?
アンソニーホプキンス扮するコーキーは、さえない手品師。
自信なさげで手品もパッとせず、当然人気もでない。
ところが腹話術人形ファッツを手に入れてから、話術はさえわたり人気はうなぎのぼり。
そのうちファッツはコーキーの第二人格となり、コーキーが言えない本音をズバズバ言うキャラクターとして、コーキーは私生活でも片時もファッツを手放すことができず、ファッツなしには話せなくなってくる。
人形なしでは話せない、人形をもてば5分と黙っていられず"ファッツ"が話し出してしまう。
コーキーはもはやそれを自分の意志で止めることができない。
そのうちに、第2人格ファッツの思考が、本体であるコーキーを上回るようになってくる。
人間が人形をあやつっているのか人形が人間をあやつっているのか、もはや不明なほどに。
ファッツの命令でコーキーはマネージャーを殺したが、昔好きだった女性を殺せと言われ全力で抵抗する。
ファッツの命令のままに動く体がナイフを持ち女性を刺そうとするが、コーキーはそのナイフを自分の体に突き立てる…。
「宿主」を失ったファッツは、動かす人間がいないまま動き出し、また新しい「宿主」を手に入れて終わる。
精神病を患ったコーキーの一人芝居だったのか、それともファッツは「呪いの人形」だったのか…
謎めいたまま映画は終わります。
ほぼアンソニーホプキンスの一人芝居ですが、一人の気弱な人間が人形に取り入られ狂っていく様は本当にゾッとするほど恐ろしかったです。
ちなみに腹話術人形ファッツも夜中に見たらたぶん叫ぶほど怖い。
そしてでかい!!
アンソニーホプキンスの怪演がすさまじく、個人的にはサイコホラーの傑作ではないかと思いますが、あまり知られていないように思います。
オススメの一本ですが、人形が怖すぎて眠れなくなるのでご注意を……


