以前「ベルサイユのジャガイモ」と言うブログを書いたのですがブログサービス終了でネットの海に消えてしまったのでもう一回書いてみようと思います。
「ベルサイユ」と言うと大体の人は、池田理代子が描いた漫画「ベルサイユのばら」を連想するのでは無いでしょうか?
しかしこの作品は、歴史上の事実を元にした完全なフィクション作品なので史実とは、違うところがいくつかあります。
この辺を取り上げるとキリがありませんが取りあえず18世紀のフランスとオーストリアの情勢から話を始めます。
まずは、国王ルイ16世ですがその即位前に7年戦争というヨーロッパ全土を巻き込む戦争に負けてしまいプロイセンと言う敵が発生します。
更に父王ルイ15世のポンパドゥール夫人やデュ・バリー夫人と言った愛人との放蕩によりフランスの国力は、ガタガタになってしまいます。
次は、王妃マリー・アントアネットですがマリー・アントアネットから見てお祖父さんに当たるオーストリア国王に男子の跡継ぎがいなかったために長女であったマリア・テレジアが女王として即位します。
これに周辺諸国がいわばイチャモンつけその中のプロイセンが戦争を仕掛けてオーストリア継承戦争が発生します。
戦争自体には、勝ったのですが領土の一部が取られてプロイセンに対する脅威が増しました。
すなわちルイ16世とマリー・アントアネットは、プロイセンという共通の敵が出来たため当初仲の悪かったフランスとオーストリアの同盟の証として政略結婚をしたのです。
最も夫婦仲は、良かったようですが。

で話をジャガイモに戻しますがフランスでは、食用としてのジャガイモは、なかなか普及しなかったそうです。
これは、ジャガイモの調理法が主に揚げ物や煮物で貧しい国民にとっては、調理が難しかった事とジャガイモを食べると病気になるという迷信が有った事とが言われいます。
そんなこんなでルイ16世が即位した頃のフランスは、飢饉と相まって食糧危機が酷い状態になっていました。
このためルイ16世は、懸賞金を付けて対策を公募しますがその案すべてが「ジャガイモを食べるべき」だったそうです。
ここで登場するのがアントワーヌ=オーギュスタン・パルマンティエと言う薬屋さんです。
彼もまた公募に応募して「ジャガイモを食べるべき」言った1人でした。
この方は、7年戦争でプロイセンの捕虜となり散々ジャガイモを食べさせられたので栄養の豊富さを知っていたようです。
早速王族用の畑でジャガイモを植えて収穫期になると「これは、王侯貴族のための食べ物であるので採っては、成らない」と看板を立て周辺の農民に触れ周り昼間は、番兵まで立てたそうです。
そうすると釣られた周辺の農民がジャガイモを盗み出して食べ始めたようです。
また王妃マリー・アントアネット・アントアネットも社交界などでジャガイモの花をあしらった装飾品を積極的に身につけてPR活動を行いました。
「ベルサイユのばら」でマリー・アントアネットは、「パンがなければ菓子を食べれば良い」と言うシーンがあるそうですが史実と付き合わせるなら「パンがなければジャガイネを食べれば良い」ですね。
国民為に尽力したルイ16世とマリー・アントアネットが革命で断頭台の露と消えたのは、本当に悔やまれる事です。
今回ソースとして主に使ったのは、こちらのページです。
フランスへ =貧民のためのパンか【ジャガイモ博物館】
https://potato-museum.jrt.gr.jp/e058.html