こんばんは、臨床心理士の山本です。







今日は参議院選挙に行ってきました。







恥ずかしながら、これまでの私は、選挙は「行ける時に行く」くらいの感覚でした。







ですが、選挙権が18歳以上になったのもあり、若者たちも真剣に考えているのに恥ずかしい・・・と心を入れ替えました!(遅い・・・笑)











さて、あなたはポジティブな方ですか?それともネガティブな方ですか?








または、プラス思考ですか?それともマイナス思考の持ち主ですか?








「私ってどっちかといったらネガティブかも。くよくよ悩んでしまうことも多いし・・・」とか、








「俺はいつでもプラス思考!悪い想像したってイイ事ないし!」など、








なんとなく、ご自身についてのイメージがあると思います。








「ネガティブ」「マイナス思考」が発動すると、こんな状況が想像されます。








・モヤモヤする




・ぐるぐる同じ考えが行ったり来たりする




・過ぎたことをいつまでも後悔している




・取り越し苦労してやるべきことに手がつかない








どうでしょうか?思い当たることはありますか?








親しい友達や家族に相談しても、「もっとプラスに考えなよ!考えすぎ~」と言われて、そんな風に切り替えられないと、ますます落ち込む…








もしくは、プラス思考になりたいな、と「ポジティブマインドになる方法」のような本を読んで実践してみても、結局元に戻ってしまったことがあるかもしれません。








では、「ネガティブ」「マイナス思考」から解放されて、プラス思考になれたら、すべてはうまくいってハッピーになれるのでしょうか。








「プラス思考になれたらハッピーだろうけど、私には無理。何をどうしていいか分からないし」ときっと思いますよね。








これは自然な感情だと思います。そして、強く念じたところで、急にそうした考え方のクセを変えることはできないのです。








なぜなら、考え方のクセというのは、昨日今日急に出てきたものではなく、これまでの経験を通して少しずつ、着実に、あなたの心に積み上げられたものだからです。











「今ネガティブなら一生ネガティブに考えるクセから抜け出せないまま?」と不安に思われたかもしれません。








そんなことはありません。人は望めば必ず変化できます。








でも、正しい順序で徐々に実践することが大切です。








まず、知ってほしいことは次の3点です。






1)ひとつの感情は1分以内に消失する



2)あなただけの現実を認識するフィルター(心理学用語では“信念”)が影響している




 3)無理にプラス思考になろうとしない





1)ひとつの感情は1分以内に消失する




悲しい、憂うつ、不安、怖い、イライラ、焦り、、、様々な感情は、それ単体では20秒~1分で消失するといわれています。




ただ、それを素直に感じることが大事です。「こんな風に思ったらダメ」など抑えてしまうとその感情に過敏になって感じたくないのに余計に感じてしまうことにもなるので要注意です。








2)あなただけの現実を認識するフィルター(心理学用語では“信念”)が影響している




ネガティブな考え、マイナス思考に陥った時には、人それぞれ固有の考え方のクセが発動しています。




それは必ずしも「客観的事実」と近いものばかりではありません。




例えば、好きな人に告白してフラれた場合「誰からも好きになってもらえないんだ」と思うのは、飛躍していることが分かると思いますが、そのように、事実と感じ方に差があるということです。








3)無理にプラス思考になろうとしない




今、ネガティブな考えやマイナス思考の傾向があるとしたら、それは上にあげたような“信念”がそうさせています。




マイナス思考=悪、プラス思考=善、のように思う必要はありません。




でも、あなた自身が嫌な気分に浸る時間が減った方がいいな、と思うとしたら、心理学的に体系化された認知行動療法というアプローチ方法がありますので、気になる方はご相談くださいね。





最後までお読みいただきありがとうございました。