グラディエーター | CLIMAXな日々

CLIMAXな日々

大学二年生、中学生三年生の母やってます

昨日届いたBlu-ray!

 

一気に見たかったので、お休みの今日まで見るのを我慢しました。

 

まずはこちらを観たよ。

 

 

 

 

 

名作なのに一度も見たことがありませんでした。

 

父ちゃん洋画好きだけどラッセル・クロウに興味がないみたいで、我が家には1本も作品がありません。

 

でもあらすじを読んだだけで、絶対に私の好きなタイプの話だ!

と思い、いきなり購入しちゃいました~!

 

ここであらすじなどは書きませんが、書いているうちにネタばれになっちゃうので、これから見たい人はスルーしてくださいね。

 

感想。

 

もう、ほんとに泣けました。ウルウル来るよと言われたけれど、ウルウルどこじゃなくて昼間から号泣。

 

お話し的には悲劇には違いないんですが、ラストシーンは

 

『あぁ・・・良かった・・これでよかったんだ』

 

と思える、不思議な・・・見終わった後何とも言えない余情感に溢れる映画です。

 

前編を通して戦いのシーンが多いので、お子様の鑑賞はキツイかとも思いますが、カメラがさっと切り替わったり、よく見ると結構見た目に作り物っぽかったりするので、うちのTAKUくらいの年齢だったら平気かも。(TAKUは怖がりだけど)

 

逆に今観たら心に何か残るかなぁ・・・と思ったりもします。

 

それくらいマキシマスが良い男です。

男も女も惚れる男です。

コモドゥスが激しく嫉妬するのもわかります。

(それが故に悲劇に見舞われたと言っても過言ではありません。)

 

ホントに、マキシマスは何も悪いことをしていないんです。

なのにこんな目に遭わされてかわいそう・・。

 

 

ストーリーもさることながら、ラッセルクロウの目にヤラレマシタ。

 

将軍時代は目にも活力がみなぎっていたのに、家族を残忍な方法で失い、更には奴隷になってしまってからは、この世に身を置きながらもすでに現実を見ていないような力のない目つきへの変貌します。

 

子どもの様に屈託のない笑顔を見せたかと思えば、一人で5人をぶった切った時のあの冷淡な目、妻や子を思い出すときの家庭人としての優しい目・・・

 

本当にふり幅のあるすごい演技力だと思います。

 

それがわかるのがこの映画冒頭のシーン。

 

一緒即発の戦地。小鳥が木の枝から飛び立つのを子供みたいに目で追う。

 

俺も鳥みたいに飛んで故郷に帰りたいなぁ~と思っていたら・・・

 

おっと、ここは戦場だった・・・と顔を将軍モードに切り替える。

 

数秒のシーンですが、ラッセル・クロウの演技力の高さと、マキシマスの性格が観客に一瞬で伝わるシーンでした。

 

ラッセル・クロウってインタビューとかだと全然さえなくて、一度も素敵だと思ったこともないんだけど、映画だとどうして素敵なんだろうね????

 

さてここからは本当にネタバレ。

 

皇帝コモドゥスの姉ルッシラの子どもルキウス。

実は過去にマキシマスとの間に出来た子どもなんじゃないかなぁ・・・と思ってしまいました。

 

映画ではそんな設定ではなさそうなんですが・・・

 

と言いますか、映画での二人のセリフは思わせ振りなんで、何か過去にあったに違いないけど、観客にはよくわからないんですよね。

 

でもそうでも思わないと、ルッシラが子どもを守るためとは言え、皆であんなに必死で画策したクーデターの事をコモドゥスに白状してしまった、その行動の理由が弱くなってしまうんですよね。

 

我が子を命を守るための仕方のない行為だったとしたら観客も納得できるし、あれだけの大きな犠牲もやむを得ない?とも思えるのです。

 

だったら、あのラストも納得がいくんですよねぇ。

逆に、そうじゃないと、ルッシラは悪女になってしまう~。

 

ただ、映画で曖昧にしてあるのもわかる気はする。

マキシマスの悲壮感、孤独感、家族思いなところを強調したかったから、ルッシラとのエピソードは曖昧にしたのかもしれないですね。

そんな深読みをしてしまいました。

と言うか、私はそうだと思って映画を楽しみました。(じゃないと浮かばれない・・・)

 

どの登場人物にも感情移入できる、重厚なストーリーです。


最後に私の好きなシーンです。

 

背後からの奇襲攻撃を前に頷くところ。

 

静かに右手を上げ戦闘開始を合図するところ。

 

炎でシルエットになりながら敵陣の背後から攻め入るシーン。

ラッセル・クロウは馬が似合う!

 

劇中でもこの甲冑、ヘルメット着用での戦闘シーンはわずか。

何故かって?多分、動きずらいんだろうな。(笑)

でも甲冑萌えにはたまらないですね。

 

皇帝と故郷の話をしている時、話が奥さんに及ぶと目じり下がって鼻の下伸ばしてデレデレしてたのに、真面目な話になって立ち上がってシャキーンとするところ。

実直な性格が出ていますね。

 

で、それが皇帝の座を譲るって、寝耳に水な話聞かされちゃったもんで、目をパチパチさせてるところ。

ホントにパチパチさせててうまいなぁと思います。

 

 

グラディエーターとして頭角を現してきたシーン。

相手を二本の剣で串刺しにした相手に振り向きざまに一瞥してこの目。

 

超有名なシーン。静まり返ったアリーナの観客に

Are you not entertained?

って問いただすシーン。

『お前ら、楽しくねーのかよ?これを見に来たんじゃねーの????』

みたいな感じ?

みんな、あまりにスゴ技過ぎてびっくりしちゃったんだよ。

 

ローマ、コロッセオでの戦い。

不利な状況の中、かつて将軍時代の才能がいかんなく発揮されたシーン。

Single column!Single column!

と荒くれもの集団のグラディエーター達を見事にまとめ上げ、整列させるところはしびれました~。

 

勝利の末、いよいよ皇帝コモドゥスにお目通りかなったのですが、名を尋ねられてしまい危機一髪。

いよいよ名乗る前のため息をつくシーン。

この先の困難がわかって覚悟のため息ですよね。

何だかんだでマキシマスも暗殺のチャンスを二度失ってますね。

その後の名のりの口上も名シーンですね。そのシーンも大好きです。

無くなった我が子や妻の事を言うときに少し声が上ずるところが好きです。

 

戦う前なのにこの表情・・・

 

 

他にも、引退したグラディエーターと戦う前のウォーミングアップシーンとか、食事に毒が盛られてないか不審がるところとか、色々細かいところのお気に入りがいっぱいあるけど、画像がないのでここまでにしまーす。

 

戦闘シーンすら美しくて、一瞬たりとも目が離せない映画でした。

 

次回はロビン・フッドね。

 

★★★

 

高校生男子弁当。

 

 

朝練なので超手抜き。冷凍のビビンバチャーハンと昨日の残りのロールキャベツ。