アメンバーさん限定だった記事を今回公開するにあたり、
7月11日分を追加で書きました。2018.8.11
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2018年7月11日(水)
この日は朝からリックの呼吸が荒く、いつもより熱っぽい。
朝、出勤するとき子供たちも心配して出かけました。
今まで、発作時はかなり苦しそうだけど
それ以外の時間は穏やかで落ち着いていたリックだったのに。
とうとう尿毒症が呼吸系にも影響しはじめたようです。
8時過ぎ、1回目の痙攣発作。早めに座薬使用。
11時頃からは、さらに苦しそうな呼吸になり
時々、ノド？肺？からもぼこんとした音が聞こえるように。
12時過ぎ、いよいよ呼吸が苦しそうなリック。
ママも覚悟を決め
何度も何度ももう苦しまなくていいよ。
ありがとうね。虹の橋で会おうね。
たくさんたくさんリックを抱きしめながら語りかけました。
そして。パパ、あややん、たいちろうにLINEを送りました。
リックがいよいよかもしれません
応援してあげて！
穏やかにいけるよう願ってあげて
パパやあややんからはもちろん
いつもなら勤務中は既読がつかないたいちろさんからも
すぐに返事がきました。
後から考えるとお昼休憩時間だったのがよかったんだよね。
リック、みんなリックが穏やかにいけるよう応援してくれてるよ。
お昼を回った頃、たまたまお友達から宅配便が届きました。
リックが小さい頃からたくさん遊んでもらったお友達。
リックより一足先にお空に旅立った大好きなお友達。
本当に偶然なんだけど・・・
リックをお迎えにきてくれたようでうれしかった。
13時過ぎ、2回目の痙攣発作。
こんな状態のリックに座薬を使ってよいのか躊躇してしまい
パパに連絡したけれど
入れよう。悩んでる場合やない。と返事が来て。
そうや。リックの苦しみをとってあげるのが一番！と座薬を使用。
この後しばらくの間・・・あまり記憶がありません。
薬のせいでリックが逝ってしまうかもしれない
でもこの苦しみからは逃れさせてあげられる
でもやっぱりまだそばにいてほしい
ママの気持ちはぐるぐる揺れていましたが
リックは強い子でした。
このまま逝ったらママが後悔するって思ったのかもしれません。
その後もずっと肩で息をする荒い呼吸のままだったけれど
ママとリック、とても愛おしい大切な時間となりました。
ノドが乾いてそうな素振りをみせるので
時々小さな小さな氷のかけらを口に入れてあげると
ちゃんとぺろりんと舌が動くリック。
リック、氷好きにもほどがあるよ。ほんと。
夕方、急いで仕事を切り上げてくれたパパが真っ先に帰宅、
あややんもいつもなら歩く最寄り駅からタクシーで帰宅してくれ、
仕事が終わったであろう頃にたいちろさんにも
「リック、待ってくれてるよ」と連絡しようか迷ったけれどせず。
たいちろさんはバイク通勤なため、急がせるわけにはいかない。
無事、たいちろうが帰宅した時はほっとしました。
リック、すごいね。
みんな帰ってこれたよ。
みんなもうリックが旅立つことはわかっていて。
みんなでリックを見守って。
そんなとき、
毎日リックに応援メールをくれていたお友達から
いつものようにメールが来て。
しばらくした後、
不意に頭を上げたリック。
自分の周りにいるパパ、あややん、たいちろう、ママを
いつものくりくりおめめの可愛いお顔でゆっくり見渡したかと思ったら
そのまま静かに息を引き取りました。
リック14歳と21日でした。
慢性腎不全と診断されてから2年と１ヶ月。
ごはんを残したので急いで受診してから19日目。
点滴の効果がなくもう治療の方法がないといわれてから17日目。
点滴をやめて11日目。
寝たきりになって2日目。
リック、ありがとう。
リック、大好きだよ。
リック、またね。もう少しの間、虹の橋で待っててね。
ママ、今よりおばあちゃんになってるかもだけど
ちゃんと見つけてね。
ママは絶対にすぐリックのこと見つけられるよ。
リック。