先代を苦しめた、「胸腺腫」の話題が出ると聞いたので、
久しぶりにうさフェスタに行ってきました。
以下はその時のメモをまとめたものです。
録画・録音なし、手書きメモ onlyですので、
聞き間違い、書き間違い、勘違い等あると思います。
また、メモの内容のままでは読みにくいので、文章を整えてあります。
こちらの内容を鵜呑みにされることなく、
症状・病状・心配事についてはかかりつけの先生と
よーく相談して下さるようにお願いいたします。
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「知らない間に進行している! 絶対に見逃したくない…
『うさぎの潜在性疾患とは? どんな病気』 」
講師は、うさぎと鳥・小動物の専門病院BUNNY GRASS 進藤 祐介 先生。
前置きとして…
うさぎの治療法は確立されていなくて、獣医師の間でも意見が異なる場合がある。
どちらも正解、どちらも不正解なこともある。
うさぎの潜在性疾患については正式なくくり(分類?)はない。
見つかりにくい病気の総称である。
症状があまり出ないし、出たとしてもとてもわかりにくい。
特にうさぎは症状を見せないので要注意。
飼い主がわかってなくても、客観的に見ると症状が出ていることがある。
嘔吐、下痢、咳、発熱、歩き方、かゆみなど、
いろいろな臓器、いろいろな疾患すべてで症状がわかりにくい。
今回は、胸腺腫・慢性腎疾患・子宮疾患・尿石症を取り上げる。
- 胸腺腫
未解明なことも多く、飼育本にも載っていないことが多い。
胸腺は免役に関わる器官で、心臓の前側にある。
多くの場合、成長すると退縮するが、うさぎでは小さくならない。
胸腺腫は胸腺上皮に由来する良性腫瘍。
良性腫瘍なのに命に関わる。
うさぎの呼吸器の特徴として、胸腔がとても狭い。
正常でも狭いのに、そこを腫瘍が占拠するので呼吸が苦しくなる。
初期は無症状。
進行すると、第3眼瞼や眼球突出、呼吸困難、突然死。
(気管が圧迫されて潰されても、犬と違って咳は出ない。)
胸部X線が有用。胸部エコーと組み合わせる。
早期に治療開始すると改善する。
2. 慢性腎疾患
尿を生成する腎臓が障害を受けると、毒素が出せなくなり生命に関わる。
原因は非常に多彩。
a: 腎臓より前のところを発端とするもの
犬猫では少なくうさぎでとても多い。
うっ滞に続いて起こる。←急性胃拡張で大動脈・大静脈が圧迫される。
急性出血に続いて起こる。←循環血量が減るため
進行が早い。早期の治療で回復するが、bの腎不全に進行することあり。
b: 腎臓そのものがこわれるもの(腎性腎不全)
特に猫で多い。
いったんこわれると治癒することはない。
治療が犬猫に比べて限られる。(うさぎは食事制限できない)
加齢に伴って増加する。
c: 尿の排泄ルートに問題があるもの
オス猫で多発。
うさぎは尿路が広いため詰まりにくいが、
詰まる時は大きな結石になっている。
緊急手術が必要になることがほとんど。
明らかに痛そうにしていたりぐったりするので、
症状はわかりやすい。
慢性腎疾患の場合、食欲はまあまああり、それなりに動きもあり、
便は小さいが出ている。→うっ滞と同じなので見逃されやすい。
早期発見について…尿検査でわかるかどうかは微妙。血液検査で見つける。
体重モニターが重要。
3. 子宮疾患
未避妊の6~8割に発生と言われるが、
ニュージーランドホワイト種やダッチ種で調べた古いデータなので、
実際はもっと多いかもしれない。
原因のほとんどは悪性腫瘍。
予防も治療も手術のみ。ホルモン剤治療は未確立。
1歳未満の若齢でも見られ、3歳でざらにいる。
子宮そのものはあまり大きくならないが、突然、大量に出血する。
進行はとても速く、検査で見つけるのは難しい。
レントゲンでわかる場合もわからない場合もある。
1日様子を見ているうちに死亡することがある。
初期は無症状。食欲不振はない。
肺に転移すると、口呼吸→呑み込んだ空気で胃拡張→突然死もある。
4: 尿石症
結石の成分はカルシウムなので、レントゲンに映る。
できた結石を溶かすことはできない。
治療は手術による除去。
血尿・頻尿が出るかどうかは、結石の大小によらない。
結石の形によって出たり出なかったり。
最後に、
食欲の変化はやっぱり大事なポイント。
食欲があるほうが、治療もしやすい。
症状が見えていなくても病気が進行していることがある。
定期的な臨床検査は推奨される。
治療方針は獣医師とじっくり相談すること。
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以上、ご参考まで
叶うことなら、
眼球突出にも気づかず、「結膜炎かなあ?」なんて
暢気に構えていた、あの日のおバカな私にこの記事が届きますように。
因みに、胸腺腫を見抜いてくれた先生のおかげで、
先代は四季を一巡りしながら、旬の好物を楽しみ、
桜の季節に虹の橋へと旅立ちました。
