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くればのブログ

上越市を中心に活動する SingerSongWriter 中村賢一

赤倉温泉の源泉は、
妙高山の“北地獄谷”にあり、自噴している。
 
50℃前後の源泉から施設まで引き込む間に
42℃前後の入浴には適温となるため、
沸かしたり、水で薄めたりしていない。
 
だから、
自然の恵み そのまま なのである。
 
 
すごく濃い温泉
というイメージなのだ。
 
 
だからこそ
気をつけなければいけない事がある。
 
長時間入っていると、
温泉慣れしていない体にはとても危険なのである。
 
どう表現するのが適しているのか、うまく比喩できないが
体の細胞が対応しきれない
という感じだろうか
 
 
せっかく来た温泉だからと
長く、肩まで浸かっていると
夜も寝れないほど 体が興奮状態になってしまう。
 
ここ赤倉温泉では、ちょっと苦い経験がある。
 
見た目の透明度は高く
大衆浴場的な気分で入ってしまったのだ。
そのときは
翌日までジッとしていられない細胞との戦いで
とても疲れてしまった。
 
体が慣れないうちは
短い時間での半身浴を数回繰り返すのがいい。
 

 
 
 

 


妙高高原ICから車で10分程度走ると
赤倉温泉街に到着する。
 
年に数回、ここに来る。
 
 
今回は、
ビジネスプランという、格安プランのある宿を選んだ。
 
妙高エリアで唯一、
ナイター営業をしているゲレンデまで、歩いて3分という
仕事帰りのスキーヤーにとっては好都合な立地条件の宿である。
 
 
六畳の和室に寝室が別になっている
一人では広すぎるほど、贅沢な部屋だった。
 

 

 


宿に着き、
一回目の温泉をいただいて外に出る頃には
赤倉温泉街は、静寂な夜に包まれていた。
 

 


 

 


スキーのシーズンになると、
たくさんの人で賑わう商店街も
この季節は人の声さえも聞こえない。
 
透き通った空気を伝わって
どこかで流れる水の音だけが耳に届いている。
 
 
 
元気なおばあちゃんが経営していた
お好み焼き屋の『雪んこ』
 
あんなに賑やかだったその場所は

深く、悲しい闇の中にあった。
 


 

 

馴染みのお店も
馴染みの宿も もうない。
 
『永遠』は無い現実を受け入れることは
耐えがたいものがある。


 
 
 
 
夕食後、
もう一度お風呂をいただき、まったりとした時間を楽しんだ。
 
メディアから逃げ出してきた 贅沢な時間の使い方なのだ
 
 
 
 


 
窓から射しこむ日射しで目が覚めると
遠くまで青い空が
そこにあった。
 
赤倉温泉街の新しい朝である。
 


 

 


消え行く歴史があっても
朝は来る。
 
 
 

 

 

 


 
 


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。