なんとなく頬に感じる空気に温もりを感じる季節
真っ白に埋め尽くされた季節も終わり
なんとなく気持ちが前を向き始める。
そう、いつもなら・・
日本三大夜桜のひとつ
上越高田の桜は絶景である。
約四千本の桜と三千個のぼんぼりが高田城址を彩る。
いつもなら、日本各地から百万人が訪れる観光地だが、
新型ウィルスの影響で昨年から静寂の中にある。
今年はなんとなく桜やお城をライトアップした。
なんとなく・・
ライトアップ初日が一番の見ごろだった。
いつもより1週間以上はやい開花だった。
初日が4月1日木曜日
観客もいないというのに
舞台の上では、
主演の桜が最高のパフォーマンスを魅せている。
いつもなら300以上の露店が並び、にぎわうのに
この静寂さが妙だ。
見慣れない風景が堂々とそこに存在している。
なんとなく、変なのだ。
いつも持ち歩いている安物のデジカメで写真を撮って歩く。
なーんだか・・さえない写真ばかりだな。。
隣で一緒に歩いている愛妻は
スマホで撮影中
おれは
お堀の周りの写真を撮ろうと
何枚も撮りまくっていると
あーー 何か、そこに感じるな・・
そう思い、
そこを撮影した。
やっぱ、写った。
神紋オーブだ。
しかも
ものすごい数
これはいつもの事だが
こう感じる聖域にカメラを向けると何かが写る。
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実は
今回はこれだけでは無かった。
神紋オーブの写真の後
カメラのモニターを再生すると・・
お城の写真がぐちゃぐちゃに写っている。
空間をスパっと縦に切ったような写真や
切り口の割れ目に、左右対処に吸い込まれるように写ったお城
しかも複数枚ある・・
これ、
なんだかわからないほど
ぞっとした。
絶対によくない。
そんなのは誰でもそう思う写真だ。
それ、すぐ削除した。
なにか、いたずらされたのか・・
確か、
カメラを向けた方向は
5年ほど前の観桜会で
今日と同じ満開の中、
高校生がボートから転覆して死亡た場所
異常写真との因果関係はわからないけど
知っている情報はそれくらいだ。
悲惨な事故だった。
高校受験、合格発表後の
本来だったら幸せな生活が始まるはずだった
入学が決まったばかりの少年だった。
子供やお年寄りまで
ものすごい数の人を掻き分けるよにして
大勢の警官が入ってきた。
観桜会を楽しんでいた大勢の人
残酷な映像が脳裏に残ったに違いない。
その時と比べれば
今日は
真逆の静寂な夜
白と黒
何十年も。。いや・・もっとか
こんな桜の季節は無かった。
異常な写真と転覆事故とは全く関係無しと
そう、自分の中で線引きをした。
もちろん
神紋オーブとは全く関係ない。
これも、自分の名で線引きした。
家に帰り、写真をPCに送って確認
なーんだか、どれもさえない写真ばかり・・
うちの愛妻が写真をのぞきこみながら
『なーんだ、私の方が良く撮れているっよ』
と、
スマホで撮った写真を見せてくれた。
おーー!!
全然、美しく撮れてる。
例年の、あの白銀に輝くお城と違う、
珍しいライトアップ
なんだか妖艶な光の中に存在する高田城
妻の手にしたスマホの中には
きちんとその姿が残っていた。
これ
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