ふとしたきっかけで開催する事を知り、これは絶対に行きたい!と思っていた。
マイラボ渋谷で開催中の「その怪文書を読みましたか」に行ってきました。
会場は中ももちろん、外も怪文書だらけ。
入場待機中に読みふけってしまうので、入場待ちが全く苦じゃなかった。
会場に入ると、当たり前だけど何処を見回しても怪文書だらけ。
まずは順路?にそって、番号が振られた怪文書をよんでいく。
懐かしのネットに書き込まれた怪文書。
魔法のiらんどとかにも、こういうのあったよなぁ……懐かしい。
でも、個人的にはこういう手書きの文書のほうが、書き手の心情や何かしらの意図、強い〝なにか〟をより感じるのでゾワゾワする……。
妖精さんの貼り紙は、追記されたバージョンが……綺麗な文字で几帳面に書かれてるのが、より恐ろしさを感じる。
てか、妖精さんの姿、追記の通りに想像しようとして怖すぎてやめました💀💀
これも怖い。
書かれた言葉はもちろん、貼られ方怖すぎない???
会場内の怪文書は、デジタルなものもアナログなものも、全てにおいて……ひとつひとつが強い想いを感じるものでした。
それが書き手の込めた意思なのか、人々の目にとまり、手に渡り、そんな事をしているうちに文書に溜まってしまった〝モノ〟なのか。
少なくとも、ここにある文書は人が触れていく度に、なにかに成っていくような気がする。
この感覚、去年行った祝祭の呪物展 でも感じたなあ。
会場では、展示されている怪文書に別の怪文書が上書きされているパターンもちらほら。
それがまるで蠱毒みたいな雰囲気もしてちょっと怖かったり…
あと、動画の怪文書はヤバかった…特にビデオレターのやつ………。
怪文書って幽霊とか超常現象と違って、人間が関わってるのが分かってしまうし、その人はおそらく自分とは違う「ニンゲン」なのだという事も本能的に感じ取るから、こんなにも得体の知れない怖さがあるのかなと思った。
とにかく怪文書のひとつひとつが気になるし、読みながら色々考えるし、時間が全然足りなかった…
帰り際に、会場にあった怪文書ガチャをやってみる。
いや、怖いから!ちゃんとカプセルは回収ボックスに入れますから!!
出たのはこちら。
さて、一体どんな怪文書なのか……
制限時間いっぱいまで、怪文書たちを満喫しました
〝ヒト〟の想いが込められすぎた〝モノ〟たち。
私に出来ることは、〝コレ〟に引っ張られないようにすることぐらいだな…。
と、思っていたのに。
帰りの電車で会場で撮った写真を見返していたら、現場では気が付かなかった部分や、よく読んだらめちゃくちゃ怖いのでは?って文書を見付けたりと、どんどん深みにハマるハマる。
何回か読んでるうちに「あ、なるほどね」と納得してしまう文書もあった。
これは、私、もう完全に怪文書の虜じゃん??
引っ張られるどころか、自分からもっと、もっとと底なし沼に入ってるよ。
…………なるほどね。
だからか。
だからスタッフさんは、私たち入場者が会場を去る時に「おめでとうございます」って言ってたのか。
私たち、知らないうちにもう、こちら側に来てたんだね。
『その怪文書を読みましたか』展はどうやら私の中に在った、何かの扉を開けてくれたようです。
さて、帰宅してから例のガチャガチャの怪文書を開いてみました。
これが、私の持つ、記念すべき1枚目の怪文書
後日、会場にあった貼り紙の電話番号に、興味本位で電話をかけてみました。
繋がりました。
私も、選ばれたそうです。
ふふ