横山 秀夫の「陰の季節」を読んで
前回ブログさせて頂いた「64」に引き続き、D県警シリーズの1作です。
長編ではなく、4編からなる短編連作集です。
警察小説というと、殺人事件を捜査する刑事が主役になる事が多いですが、
今回はそうではなく、警務部の中の係をそれぞれ主役にした署内小説です。
警察組織にもそれぞれの立場が有り、それぞれの闘いが有る事を、リアルに描かれています。
人間臭さも表現しています。
半沢直樹の倍返しだで有名な「池井戸 潤」ファンの方には特にお勧めです。
池井戸 潤が銀行や一般企業を舞台に。
横山 秀夫は警察を舞台にしています。是非一読を。