『日本のいちばん長い日』 | The Other Side of the Sun

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太陽のDisneyとスカパラ愛が炸裂するblog

ども、5連勤を終えた太陽です。


来週は6連勤です!!死にます!!!!(笑)


今日は時系列逆転で記してみようと思います。

夏物を買ったのに、着ることなく秋になりそうだねー。ほんと、寒くて仕方ない。

暑さ戻って来てほしい~。切実です。


さて。我々のリニューアルオープンも一段落。
今日はウチ以外のテナントが続々オープン。
私の好きなショップがリニューアルオープン、同じく他駅ビルに入っていたお店が移転オープン。
赴きました。わくわくしましたー。

で。

買いました、ドナルド。
可愛いー。ドナルドーwLOVEーww
これで秋のインパ対策もバッチリ。


マッサージにも行き、うとうと。
腰に疲れが溜まってる感じがすごくしていたので。あとは例のごとく首と肩甲骨付近がガッチガチ……。優先順位はそこらが高いけど、ぶっちゃけ頭の先から足の先までまとめてダルい……と思っていたら。

下半身もしっかり揉みほぐしてくれる方でめーっちゃ気持ち良かったぁぁ。
そうなんだよー。太股、辛かったんだよぉ~。
普段なかなか施術の及ばない、 脚の付け根やらデコルテやら。たまらないです。

気付いたら、施術台に載って全力で肩甲骨解してくださってました。

ほんと、指名しなくても恐らく全てのスタッフさんがそれぞれお上手で、しかも安くて本当にお気に入りのお店です。






『日本のいちばん長い日』を観てきました。

結論から申しますと、観て良かった~。


元々戦争モノが好きなのですが。好きと言うと、何か語弊がありますね。

平和がいいと。戦争なんかしたくないと、現代の私達は簡単に言えて、気軽にこのようにブログにて発信できる。
が、何を以て戦争をしたくないというのか?
それは勿論、国のために死ぬとか意味分かんない‼とか、好きなことを好きなようにして生きたいとか、美味しいもの食べたいとか。喧嘩したくないとかさ。
理由あるけど。均せば、今の生活への未練であって。
じゃあなんで戦争するの?って言われても、よく分かんなくて、どっかの欲深い一部の大人が勝手に始めちゃったんだって思う節もあるけど。
きっと、資源を求めるとか、領地を広げたいとかもあるでしょう?これって立派に国民のためだと思う。
追い詰められて、とかもあるでしょう。
何も植民地化したいとか威張りたいとか、そーゆーことじゃないと思う。


とはいえ、負けナシだったから調子に乗って始めたものの、気持ちだけじゃ維持できなくて負けたから悪で。兵士は犯罪者で。

もし、第二次世界大戦で日本が勝っていたらもしかしたら今の世も平然とお国のためにとか言っていたかもしれない。兵士は英雄かもしれない。


戦時下の、平和を拒み、何かを守りながらぶち壊して回る狂気が善し悪し関係無く、私の心に引っ掛かる。


そこにあるのは、ただただ人。人がいるだけ。

戦闘し抜くのも正義。信念を貫くのは、古来侍として正しい姿。

自ら命を投げ打つなんて論外。これは現代的な価値観。これも正義。
やはりかけがえのないもので、生きていなくては守れないものが多くある。

何があっても生き抜く。これも正義。
後ろ指差されながら、罪を背負いながら生きることは、きっと死ぬより辛い。



何が正解なんて、それぞれの価値観に基づくので何も言えないけど。


少なくとも、今回の映画の中の人々は、熟慮していたろう。描き方としても、ポツダム受諾以外に民族存続の道はないのだと。
何も戦争を美化するつもりはない。
そうではなくて、このお話は、終戦するために奔走する大人たちの話。
戦争を終わらせると言う目的を達成するために動く政府の姿。

映画の中だけど(言い回しまでは覚えていません、申し訳ない。)

「戦艦大和を喪った海軍に比べれば、陸軍は無傷だと申しているのだ!!」

「この状況を敗戦と言わずに何を敗戦と言うのか!」
「戦局では負けているかもしれない。が、まだ戦争には負けていない!!」


とか。ああ、諦めたくなくても、敗戦の色は誰の胸中にも染み込んでいるのだなぁ。だって、これ、鈴木貫太郎内閣の陸軍大臣と海軍大臣のセリフだもの。

正直、「あ、認めちゃうんだ(^^;」って見ながらビックリしたもの。

珍しく、戦争もので強がらない大人たち。

血気盛んな若者たちを抑制し、責任を取って腹を切る。

表立っては抗戦を訴えていても、心中は和平を願う老年者たち。

ポツダム宣言を受諾し、終戦するためだけの内閣。総理の鈴木貫太郎と、昭和天皇の距離感。

天皇と 陸軍大臣・阿南惟幾の関係性。

かの有名な玉音放送。


映画観て、私個人の見解としては、やはり戦争反対。単純に怖いから。戦争始めた先人のバカ野郎!!一般市民巻き込んでんじゃねーよ!やるなら勝手にどっかでサバイバルゲームでもしとけや!!
原爆落とされた憤りと悲しみは忘れないぞと。
思うけど。
戦争を終わらせてくれてありがとう。


始めた戦争を終わらせることの難しさを知りました。


さてー。長いですね(笑)
でもここからはミーハーな役者に関してのお話を(笑)


まず、徹底抗戦を訴える青年将校・畑中少佐。今あーゆー人居たらマジ、暑苦しいよね。

海軍はやっぱ制服がかっこいい!!!!!

私、ディズニー映画も好きですが。ラックには
アナ雪
ベイマックス
キャラメルボックス
細井守作品
ハリポタ
などファンタジー、SFと並んで
(勿論ニュースペーパーも並んでるけどね)

『ローレライ』

も。並んでおります。
もしかすると、『日本のいちばん長い日』も並ぶかもしれません。

と。申しますのも。
どうやら、戦争モノの大将役=役所広司=ハマる。

てゆーか、どうやら私、役所広司さんが好きらしい。『バケモノの子』も良かったしね。
重厚で良い。大将って感じが凄くするのに、とっても人間臭い、人柄が伝わる、奥行きのある生身の人間がそこにいるので、作り物に見えないんだよね。
凄く入り込みやすかったです。

堤真一さんも好きー!
『クライマーズ・ハイ』(横山秀夫作品が好き)もすごく好きな映画だったから、堤さんと山崎努さんが同じ画面にいるの、懐かしく感じたわー。
堤さん、なんか地味キャラだったけど、かなり働き者で疲れててすごく良かった。

若者の戦地でのお話しではないので、ベテランが画面いっぱいに迫力の演技で心地好かったです。


無論、客席も今まで私が見た映画館での映画の中で、最も60歳以上とおぼしき人が多い映画でした(笑)

8割強、ご老人だったのに、何故か私の両サイドはそれぞれ若い人でしたが。
前日の時点でかなり空席が目立ってたから、予約せんでも大丈夫かなーって思って行ったら、
目論んでいた席が取れず、着席した時気付いた。
ご老人は座席をネット予約しない。


そんな、ご年配の皆様も思ったのではなかろうか。

本木雅弘さんの昭和天皇っぷりが半端ない!!!!!

と。いや、マジハンパネーwwwとは思わなかっただろうけど(笑)
うわ!似てる!
みたいな言葉が頭によぎったのではないか。


えっと。ぶっちゃけ、私、昭和天皇のお顔もお声も存じ上げませんけど。(昭和62年生まれ故に物心ついた時には既に平成だった)
かろうじて、玉音放送の音声をTVの特番とかで聞いたくらい。

大変申し訳ないことに、耐え難きを~の行が耳に残った所以が他聞だったので、後日その文言が詔書と知った時は戦々恐々したよ…。

今日も侍従って聞いて笑いそうに……。
なんというか……そんな自分が憎い(笑)

皇居を宮城と言うと今日まで知らず、途中まで(なんで球場が空爆標的から外れるんだ?)と、すっげーバカなこと考えてた(笑)


なんなら東条英機役の方がうっわ、似てる!ヤバッ!って思ったよ(笑)

大学で政治史をちょっと勉強して今は忘れちゃったけど戦後歴代総理大臣やんわり覚えたりしてたから、で、戦争モノ好きだから当時の軍部というか、いわゆるA級戦犯について興味があって調べていたので、天皇より東条元首相のお顔の方が記憶にあったのです。


よって、まぁ本当に天皇が似ておられるのかどうかは分からないけど、うろ覚えの玉音放送と、今日劇場で聞いたものは近い響きがあったと思うのです。

家に帰り、日本のいちばん長い日公式サイトに本木さんの録音したやつのノーカット版聞いたけど、本物っぽい!!
レビューなどでも書かれているようだけど、気品と威厳が素晴らしい!!

きっと、そういう方だったのだろうなと本木さんを見て思った。

どうやら、この作品は1967年にも映画化されたものの、当時は天皇を堂々と登場させることが出来なかったんですってね。

でも今回のできっと当時の日本人が大切にしていたものが描けたのではと私は思います。


あれはやっぱり何度か繰り返し見た方が深まる映画だなー。