8月27日、警察から携帯に電話がかかってきた。「○○ 実さんご存知ですか?」

知ってるも何も25年前に離婚した旦那だ。
もう25年音信不通。 会ったこともない。

結婚生活をしていた時は反社会的な人々と親しくしていたので、
あ〜ぁ、なんかやらかして指名手配にでもなったか?と思ったら、
ひとりで暮らしてた公営住宅の一室で、病死しているのを発見されたらしい。

出勤してこないので職場の人が訪問して、警察とレスキュー、救急が入り、遺体発見。

死後2日。

それから5日後に私に連絡。

何故に私?
と警察の方に聞いたら
戸籍を調べて私の名前があった。
別れた旦那と私は同じ地域に住んでいて、何年かに1度交番のお巡りさんが緊急用にと家族構成や緊急連絡先を聞きに回っていた資料に私の名前があり、どうかなぁ?と連絡してみたら、私にビンゴ!となったらしい。


法定相続人になる娘たちに連絡して、遺体の引き取り手続き(引き取りと言っても遺体の損傷が激しいので葬儀屋さんに預けてるので、手続きだけ)
と遺品の引き取り。

それからはまあバタバタ!

住んでいた市営住宅のカギを警察から受け取ったので、見に行くと…

まあ!ゴミ屋敷!
しかし、ほとんどが25年前のまま


その後、火葬の手配やら、金融関係、公的手続き、保険関係などなど、子供達と分担しながら解約やら手続き。

私は戸籍上、赤の他人なので、続柄の証明の要らない手続き、ゴミ業者探しやら見積もり立ち会いやら。
たまに娘のフリして、電話で手続き方法の問い合わせ。


最近はSNSがあるので娘が、私の離婚以来音信不通だった姪っ子を探し出して、なんとか義姉に連絡がつき、火葬の日は義姉と姪っ子と私達家族で立ち会い、そしてお骨拾い。


火葬が終わって、お骨をもらっても誰の所に置く?
娘たちは皆んな嫁いでいるので、どこのお墓に入れるの?
四天王寺の一心寺さん?と、話し合っていたので某宗教団体所属の義姉が火葬後のお骨は持ち帰って、某宗教団体の会館へ納骨しますと言ってもらって、ひと安心。


そして本日、9月30日
遺品整理清掃業者が部屋の荷物を撤去。
綺麗になにもかも無くなりました。


部屋の掃き掃除をして、元栓やブレーカーを下ろし、お隣りさんや町会長さんにご挨拶して部屋の鍵を閉め……

するべきことを粛々と行い、お終い。



25年前に別れた旦那へ

不幸になるのはお前だけでいいんじゃ!とか、
絶対お前を潰したる!とか言って、今で言うストーカー行為や私の職場へ来ての嫌がらせ(おかげで私はクビ)とか、2回くらいしばかれたりとしたなぁ。
そんなモラハラ、パワハラ亭主(昔は亭主関白と言ってたなぁ)やったけど、そんなことはもう思い出。



今回のことで、次に私が死んだ時のために
いろんなことを見直したり、準備したりするキッカケをくれて、ありがとうね。



人は死ぬ時はひとりやけど、死んだら終わりじゃない。
ひとりで死んだ後、いろんな人の手を借りんと、すべてをお終いにはできひんのよね。

肝に銘じて、準備して生きます。