ひとりのり ふたりのり -2ページ目

ひとりのり ふたりのり

おだやかに たおやかに 




昨日まで知ってた匂いがない

香水やお香を焚いてみても

分からなくなった

昨日まであった味もない

紅茶の味のバームクーヘンも
梅干しやお酢のジュースの味も

無くなっちゃった

知ってるものたちが、知らないものになって
何だかとても味気ないし刹那い

窓から入る心地よい風

夕陽の後の群青色に染まった窓

スズムシの鳴く声

頼りの感覚を澄ましてみる

今日は雨降ったり晴れたり
気まぐれが過ぎる天気

地震もあった
強い風も吹いた

今日もここに黙ってここに、居る