中学受験の情報は、満ち溢れています。
「〇〇で偏差値が伸びる!」とか「中学受験に成功した人は△△をしている」などなど。
とても興味深い内容のものが多いですね。本屋さんでついつい買ってしまったりします。![]()
メディアでの記事の多くは、体験談や経験から書かれた記事が多いのが特徴です。
中学受験は子供のためになる、ならないといったあるべき論にはじまり、こんな体験をした、あんな方法で勉強したらなんと見事に合格しました!など様々です。![]()
子育てや受験という”場”を経験した方の言葉は、なにより実際にその物事を経験し、そこから得られた情報として重要です。このような実体験の情報を自らの状況に置き換えることにより、中学受験という大きな流れを身近な日常生活のワンシーンに落とし込むことができます。![]()
一方で、客観性もあわせて検討すべきでしょう。
中学受験は、それを目指す方々が共通に持つ大きな目標です。目標は同じであっても、受験される方それぞれの事情は異なります。このため、体験談は執筆された方の「考え方」や「特別な経験」などが入り込む余地があります。
具体的な例として、中学受験の是非に対する「考え方」を例にとってみましょう。ある方は、中学受験は子どもを勉強に追いやり自由を奪うという意見をお持ちでしょう。一方で、将来のためには早い時期からの教育が必要だという意見をお持ちの方もいらっしゃいます。
二つの考え方ともに、十分に受け入れられる考え方です。しかし、その考えに至る背景として、特別な経験をされているのかもしれません。例えば、自分が子供の頃に勉強漬けで十分に遊べなかったからかもしれませんし、逆に子供の頃にもっと勉強しておくべきだった、ということも考えられます。![]()
本やメディアに溢れる意見や経験も大切です。
体験談に入り込む「考え方」や「特別な経験」を踏まえて参考にされるのであれば、これほど有益な情報はありません。しかし、”我が家に同じ考えを取り入れよう”とした場合、果たしてうまくいくか---。
最終的には、保護者がそれぞれの事情を踏まえて、子供にとって何が一番大切なのか客観的に冷静な判断を下すことが大切。このためには、意見や体験談に加えて、客観的なデータに基づく考察もあわせて必要になります。![]()